「太宰治は、私はあまり惹かれなかったんですけれど、『斜陽』にはうちの母親の物語があるんです。昭和22年、本の仕入れに神田に行って、仕入れたものの中に『斜陽』があって、ホームで読んで泣いたらしい。父が行方不明の頃で、私の兄となる一人目の子供は赤ん坊の時に死んでしまって、一人で生きていかなきゃいけないって覚悟をしていた。その時に『斜陽』を読んで号泣したそうです。」
太宰治による1947年発表の長編小説。
「太宰治は、私はあまり惹かれなかったんですけれど、『斜陽』にはうちの母親の物語があるんです。昭和22年、本の仕入れに神田に行って、仕入れたものの中に『斜陽』があって、ホームで読んで泣いたらしい。父が行方不明の頃で、私の兄となる一人目の子供は赤ん坊の時に死んでしまって、一人で生きていかなきゃいけないって覚悟をしていた。その時に『斜陽』を読んで号泣したそうです。」