「1年に約33,000人もの人がテロの犠牲となっているが(2014年)、犠牲者の約80%は、イラク、ナイジェリア、アフガニスタン、パキスタン、シリアの人々である。いずれもイスラームの影響が強い国で、テロ組織であるISĪLの指導者は嘗てのイスラーム帝国のリーダーであったカリフを名乗っている。 イスラームに世界の耳目が集まっているが、何事であれ物事の本質を理解するためには、その始源の姿を学ぶことが大切だ。本書はイスラームの創始者ムハンマドの出色の伝記である。しかも、著者は元ローマ教会の修道女という異色の経歴を持っているのだ。 第1章「マッカ」