出口 治明

Haruaki Deguchi
経営者 歴史家 教育者 著述家

ライフネット生命保険株式会社創業者・前APU(立命館アジア太平洋大学)学長。日本生命勤務を経て60歳でライフネット生命を創業。「読書量1万冊超」と言われる多読家としても有名で、著作は『仕事に効く 教養としての「世界史」』『全世界史』『はじめての哲学』『最強リーダーシップの教科書』など多数。歴史・哲学・社会・経済を横断する幅広い読書遍歴と、明快なフレームでのおすすめ本紹介で知られる。

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革命 仏大統領マクロンの思想と政策

フランス大統領マクロンが大統領選挙で勝つために書いた思想と政策の自著。プロパガンダ書を超えた本格的論考として高く評価。

出口 治明 2018年

「マクロンが書いた『革命』という本があります。ポプラ社が出ています。これは大統領選で勝つために書いた本なので、プロパガンダの本かと思ってあんまり読む気がしなかったんですけど、読み始めて引き込まれましたけれど、すごいいい本ですよね。マクロンは全部、自分の議論、言葉の定義から始めています。フランス人とは何か——それはフランス語をマザータングで話す人で、書類上の問題ではないと言い切ってますよね。なんかどっかの底泥、やれ在日やとか何代過ぎだとか、そんなアホなことを言う人とは違いますよね。フランスという国も定義しています。フランスという国はプロジェクトをやる、と。じゃあ何を目指すプロジェクトか——人々をいろんな制約から解放するプロジェクトである。自分の政策に至る道を全部自分の言葉で定義しながら再構築している。こういう人間を作ることが全てでしょうね。」

– 出典: 出口治明 講演(YouTube)

カラー版 – ダ・ヴィンチ絵画の謎 (中公新書)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「面白い。まるで推理小説を読むようだ。しかも、嬉しいことにカラー版、美術好きには堪らない1冊だ。本書は、史上最高の画家、レオナルド・ダ・ヴィンチの最も有名な作品「モナリザ」にまつわるいくつかの謎について、当意即妙の文章で縦横に論じたものである。 著者は、膨大に残されたレオナルドの手稿研究の第一人者であり、レオナルド自身の頭と目になったつもりで謎解きにチャレンジした。なぜなら、「レオナルドの自然や大地に対する基本的な見方をよく理解した上で、彼の絵画に向かって的確な問いかけをしないと、その絵は自分の秘密を開示してくれないからである」「彼にとって画家とは、『世界の内に本質、現実、ないし想像として存在するものを、まず精神の中に持ち』、次いでそれを手で表現することによって、『万物を生み出すことのできる主…」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

周―理想化された古代王朝 (中公新書)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「中国では、常に古代の聖天子の時代が憧憬される。伝説の堯や舜はともかく実在が確実視される周の文王や武王、周公旦の時代である。周は約800年続いたが、これまで意外なことに読みやすい通史がなかった。本書は待望の1冊である。 従来の中国の古代史は概ね司馬遷の叙述(史記)など伝世文献に依拠してきたが、当時の金文(青銅器に彫られたもの)や竹簡などの同時代資料が陸続と発掘されるにつれ、古代王朝の実像が少しずつ詳らかになってきた。著者は、伝世文献と出土文献をバランスよく渉猟し、周を読み解くキーワードとして祀(祭祀)と戎(軍事)を取り上げた。なるほど、切れ味はよさそうだ。 殷(商)を倒して周が成立した牧野の戦い(BC11世紀後半)。これは関ヶ原のような大決戦ではなくむしろ桶狭間のような戦いであったようだ。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

プラハの墓地 (海外文学セレクション)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「僕が初めてプラハのユダヤ人墓地を訪ねたのは晩秋で、ベルリンの壁が崩れるずっと以前のことだった。薄暗い墓地を巡ったあと、小さいゴーレム人形を記念に買ったのを覚えている。ナチのホロコーストに霊感を与えた史上最悪の反ユダヤ主義の偽書「シオン賢者の議定書」は、誰が何処でどのように捏造したのか、本書はその謎に挑む諧謔に満ちたピカレスク小説である。エーコの小説として翻訳されたのは、確か、名作「バウドリーノ」以来だが、それに勝るとも劣らない傑作だ。 サルデーニャ王国の首都、ピエモンテのトリノで、美食家でユダヤ人嫌いの祖父に育てられたシモニーニは、祖父を破産させた公証人の事務所に雇われて文書偽造の腕を上げる。ピエモンテ政府の情報部に雇われたシモニーニは、先ず老いた公証人を破産させて財産を乗っ取る。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

宇宙からいかにヒトは生まれたか 偶然と必然の138億年史 (新潮選書)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「なぜヒトは宇宙論や生物学に惹かれるのか。それは僕たちの身体が星の欠片からできており、ヒトが細菌のような生物から進化してきたことを自覚しているからだ。本書の帯には「宇宙・地球・生命を通史で読める初めての1冊」とある。僕は5000年の通史を書いたが(「『全世界史』講義Ⅰ、Ⅱ」)、これは138億年史なのでまるっきり桁が違う。読まずばなるまいと手に取ったが、比喩がとても巧みで桁外れに面白い本だった(何しろ、第一行が「山口百恵というアイドルがいた」から始まるのだ。また、皆さんは、「無人島に落ちていた携帯電話」から何を連想されるだろうか?)。 第1部「宇宙の誕生」。宇宙は3種類しかない。僕たちの住む宇宙は「人間に都合よく調節された宇宙」だ。大部分は「調節されていない、人間のいない宇宙」だろう。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

マナス (エクス・リブリス・クラシックス)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「僕たちは、叙事詩をすっかり忘れてしまったのではないか。ギルガメシュ、イーリアス、シャー・ナーメなどに満ち溢れていたあの懐かしい英雄たちの雄叫びは消えて久しくなってしまった。ポーランド生まれのユダヤ人で、第二次世界大戦前のドイツで活躍した作家、デーブリーンは、本書、マナスで、叙事詩を見事に現代に甦らせた。端倪すべからざる力技である。 第一部、亡者が原。インド・ウダイプルの王子マナスは敵を打ち破り都に凱旋するが、戦場での恐るべき死の光景がマナスを苛む。「ウウィイー、ウウィイー 死者たちのところへ行きたい この世を去って かれらのところへ行きたい」と、苦痛を望み幽冥界への旅立ちに憑かれたマナスは大師プトと亡者が原へと向かう。マナスの腕はプトの腕と鎖で結ばれている。臍の緒のように。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

アイルランドの至宝 ケルズの書―復元模写及び色彩と図像の考察

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「渾身の書である。1938年に生まれた著者は、55歳でアイルランドを訪れて、「世界で最も美しい本」(ケルズの書)に魅せられた。その頃、テンペラ画を習い始めていた著者は、ケルズの書の全装飾ページ22葉の復元模写を思いつき、15年間6088時間をかけて模写を行った。本書はその全ての記録である。 ところで、ケルズの書とは何か。それは、8世紀の末にスコットランドの西方にあるアイオナ島の僧院で制作が開始されたラテン語の聖書写本であり、その後アイルランドのケルズに制作拠点を移して9世紀の初頭に完成された。 12世紀にこれを見た歴史家が、「これは、人の手にあらず、天使の御業なり」という言葉を残している。17世紀にダブリンのトリニティ・カレッジに移されたアイルランドが世界に誇る至宝である。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

すべての見えない光 (新潮クレスト・ブックス)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「戦争を背景にした作品には名作が多い。戦争という極限の過酷な環境が、人間性を際立たせるからだろうか。第二次世界大戦かつ比較的新しい作品に限ってみても、「朗読者」や「HHhH」などが反射的に脳裏に浮かぶ。 本書は、パリの博物館に務める優しい父のもとで育った目の見えない少女マリー=ロールとドイツの炭鉱町、ツォルフェアアインの孤児院で育てられた少年ヴェルナーの一瞬の魂の邂逅を描いた珠玉の小説である。 何気なく離れて置かれた石が勝負が進むにつれて大きな意味を持ってくる囲碁のように、2人は大回りをしながらフランス北部の運命の町、サン・マロに引き付けられていく。マリー=ロールはドイツ軍が迫るパリを離れて父とサン・マロの大叔父のもとへ。この親子の逃避行は映画「禁じられた遊び」そのままだ。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

貨幣の条件: タカラガイの文明史 (筑摩選書)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「交易から文明が生まれる。動物は棲息する生態環境の拘束から逃れることはできないが、ヒトだけが異なる生態環境からモノを移転して生態環境を自らの好むように改変したのである。交易を管理するために統一的な暦が編まれ、文字が発達し、交易の場所から都市が生まれた。異なる文化に交易ルールを強制し、違反者を取り締まるために権力が生まれ、その権力を正当化するために特定の宗教やイデオロギーが発達した。 そして交易の方法は、略奪・互酬・貢納・徴収・市場と進化した。本書は、この壮大な上田史観をタカラガイを切り口にして、BC5千年を超えるアッシリアから現代までの悠久の時間と、大興安嶺のふもとから西アフリカに至る広大な空間を舞台に縦横に論じたものである。 第一部は史料の渉猟による「時をたどる旅」。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

黒海の歴史 ユーラシア地政学の要諦における文明世界

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「「地中海世界」や「環太平洋諸国」と聞けば誰しもそれなりのイメージが浮かぶだろう。ところが世界政治のフォーカルポイントであるにも関わらず「黒海」はそうではない。12カ国から成る黒海経済協力機構(BSEC)を知っている人がどれだけいるだろう。本書は知られざる黒海の歴史を概説した力作である。 黒海という呼び名が定着したのはオスマン朝の初期。黒海には欧州で2番目から4番目に大きい川(ドナウ、ドニエプル、ドン。最大はヴォルガ)が注いでいるが昔の黒海は湖だった。7500年ほど前、地中海の海水が流れ込み黒海は海となった。原黒海周辺の居住地は根こそぎ水没しシュメールの洪水伝説の由来となった可能性がある。黒海の海水の90%は無酸素状態であり、古代の船がほぼそのままの形で発見されている。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

図説シルクロード文化史

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「正倉院はシルクロードの終着点であると教わった記憶がある。「月の沙漠」の歌ではないが、シルクロードという言葉には、ラクダの隊商が列をなしてローマやペルシャから遥々と中国まで(さらには奈良の都まで)宝物を運んできたロマンチックなイメージがある。著者は、シルクロードの重要な中継地であったクロライナ王国のニチャと楼蘭、鳩摩羅什(有名な仏教の訳経者)の故郷クチャとキジル石窟、トルファン、サマルカンド、敦煌、ホータンなどのオアシス都市とシルクロード終点の国際都市長安を舞台に、それぞれの地域から出土した史料を綿密に考証してシルクロードの交易の実相を多数の図版とともに明らかにした。 シルクロードは実際の一本道ではなく、砂漠や山岳地帯をつらぬく、つねに変化する道筋のつらなりだった。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

イブン・バットゥータと境域への旅 ―『大旅行記』をめぐる新研究―

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「イブン・バットゥータの「三大陸周遊記」(抄訳)を初めて読んだのは、もう、半世紀以上昔のことになるだろうか、「あぁ、こんな旅がしてみたい」と心から思ったものである。本書は、この「大旅行記」の完訳を成し遂げた1939年生まれの碩学によるまたとない案内書だ。 14世紀の初めにモロッコで生を受けたイスラームの法官、イブン・バットゥータは、なぜ30年に及ぶ大旅行を達成し得たのか。その背景には、モンゴル世界帝国による平和(パクス・モンゴリカ)とイスラーム世界の安定した権力(デリー・スルタン朝、エジプトのマムルーク朝、マグリブのマリーン朝など)により、インド洋海域世界とユーラシア大陸を相互に結ぶ国際的な交易ネットワークが、1つの世界システムとして成立していたことが挙げられる。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

ドイツ軍事史――その虚像と実像

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「著者は冒頭「序に代えて」で次のように述べる。「筆者は、(偉大なドイツ陸軍に係る)定説の否定、偶像破壊に走っている。読者は、そう感じられるかもしれない。しかしながら、筆者が述べることは、今年、2016年現在の常識、もしくは定説にすぎない。もし、それが衝撃を与えるとすれば、日本におけるドイツ軍事史理解の遅れがなさしめていることだとしか言いようがなかろう。そのような不幸な溝を埋めるために、本書がいささかなりと役にたつなら、筆者としては望外の幸せである」。 この言やよし、そして本書の内容は、この言葉通り明解極まりない。後の祭りだが、僕も同じことを拙著(「仕事に効く教養としての『世界史』」、「世界史の10人」、「『全世界史』講義、Ⅰ、Ⅱ」)のまえがきに書くべきだった。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

徹底調査 子供の貧困が日本を滅ぼす 社会的損失40兆円の衝撃 (文春新書)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「子どもの貧困がよく話題に上るが、その実態を知っている人は意外に少ない。本書は、日本財団子どもの貧困対策チームがまとめたものであるが、この問題の「鳥瞰図」がとてもよく分かる好著だ。ぜひ、一人でも多くの皆さんに読んでほしい。 まず、6人に1人と言われている子どもの貧困の実態と、貧困が世代を超えて連鎖することが数字・ファクトで明瞭に示される。次いで子どもの貧困を放置すると、将来の所得の減少が総額42兆9千億円、財政収入の減少が15兆9千億円に達するとの試算結果が明らかにされる。子どもの貧困はまさに「ヒトゴト」ではなく「ジブンゴト」であり、放置すると日本の未来を確実に閉ざすのだ。 続いて、子どもの貧困の具体的なイメージを喚起するために、現場の声が採録されている。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

ムハンマド──世界を変えた預言者の生涯

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「1年に約33,000人もの人がテロの犠牲となっているが(2014年)、犠牲者の約80%は、イラク、ナイジェリア、アフガニスタン、パキスタン、シリアの人々である。いずれもイスラームの影響が強い国で、テロ組織であるISĪLの指導者は嘗てのイスラーム帝国のリーダーであったカリフを名乗っている。 イスラームに世界の耳目が集まっているが、何事であれ物事の本質を理解するためには、その始源の姿を学ぶことが大切だ。本書はイスラームの創始者ムハンマドの出色の伝記である。しかも、著者は元ローマ教会の修道女という異色の経歴を持っているのだ。 第1章「マッカ」では、愛妻ハディージャと穏やかに暮らしていたムハンマドに、610年の運命の夜、神の啓示が下りるまでが描かれる。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

モンゴル帝国誕生 チンギス・カンの都を掘る (講談社選書メチエ)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「人類のグローバリゼーションは海の道と草原の道を結んだクビライ治下のモンゴル世界帝国で最初のピークを迎えた、と一般には考えられているが、モンゴル帝国の創始者・チンギス・カンについては意外とその治績が知られていない。本書は、長年モンゴルで発掘を続けてきた考古学者が描く等身大のチンギス像である。 遊牧民は放浪するのではなく、ある程度決まった場所を1年かけて季節移動する。「千戸制」を基本とする人々の集まりをモンゴル語ではウルスと呼ぶが、ウルスは季節移動する固有の領域を持っていた。人と土地のウルスを結ぶのがジャムチ(駅伝制)だ。これがモンゴルの国制の基本的な仕組みである。そして、ジャムチ制を巧く機能させるためには、治安が保たれていることが前提となるのだ。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

ロレンスがいたアラビア(上)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「ピーター・オトゥールが扮した「アラビアのロレンス」は、紛れもなく僕を映画好きにした1作だった。本書は、ロレンスに惹かれて「知恵の7柱」(東洋文庫)を始めとする関連書籍を読み漁っていた学生時代を思い出させてくれたが、それだけではなく他の類書にはない面白さがぎっしりと詰まっていて驚いた。 ロレンスがいたアラビアには、他にもロレンスと同じような境遇の尖った若者がいたのだ。アメリカ人イェール(スタンダード・オイルの情報員)、ドイツ人ブリューファー(学者でスパイ)、ユダヤ人アーロンソン(シオニストのスパイ組織の首謀者)である。本書は、いずれも20代から30代のこの4人の冒険家が織り成す、あの疾風怒濤の時代ならではの逸話満載の類まれな物語である。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

音楽と沈黙 1

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「無謀にも30年戦争に介入して一敗地にまみれたデンマーク王、クレスチャン4世。戦で親友をも亡くしローセンボー城で塞ぎこむ王のもとに、イングランドから美貌のリュート奏者ピーターが訪れる。王はピーターを天使かと見紛い、亡き親友の面影を夢見てピーターを囲い込む。 音楽が好きな王は宮廷楽団を抱えているが、楽団は沈黙の地下のワイン貯蔵室で演奏し特殊なパイプを通じて王の謁見室に妙なる調べが流れるようになっている。王は訪れる人々を驚かせることによって慰めを見出しているのだ。 若い王妃、キアステンの心はとっくに王から離れている。キアステンはドイツ人貴族と密通し官能に溺れている。富裕な地主ヨハンの娘、エミリアは末の弟マークスが生まれた直後に母を亡くす。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

呉越春秋 呉越興亡の歴史物語 (東洋文庫 873)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「「呉越同舟」という諺が人口に膾炙しているように、春秋戦国時代の呉と越は宿命のライバルであった。両国は30年以上に亘って激しい戦いを繰り広げ、遂に越王勾践が呉王夫差を敗死させる。本書はこの2国の興亡を描いた歴史文学(東漢=後漢の時代に成立)の本邦初の全訳である。 ところで、2500年も前の呉越の戦いが、何故かくも人々の心を揺さぶるのか。それは、夫差の賢臣、伍子胥や勾践の参謀、范蠡など登場人物の個性が尖っていて強烈な印象を与えるからである。加えて「臥薪嘗胆」「日暮れて途遠し」「狡兎死して走狗烹らる」など有名な格言の宝庫であることも大きな魅力となっている。 本書は10巻から成っているが上巻5巻が呉の歴史、下巻5巻が越の歴史である。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

失われた宗教を生きる人々 中東の秘教を求めて (亜紀書房翻訳ノンフィクションシリーズII―14)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「ある考古学者がイラク南部で、四千年以上昔の木のパネルを発見した。美しい彫刻が施されていたが、蝶の羽のようにもろくなっていた。見つめていると雨が降りはじめ、写真を撮る間もなくパネルは溶けて泥と化した。中東の多様な宗教と民族のモザイク模様は長く輝かしい歴史の記念碑とも言うべきものだが、現在崩壊に向かっている。中東に恋をした元外交官の著者は、その姿を書き留めておこうと旅に出た。 本書には7つの秘教が取り上げられている。アダムの息子セトの家系を自任するマンダ教徒は、二元論(光と闇)を基にチグリス川で洗礼を行いイラク南部の沼沢地帯で1800年以上生き抜いてきたが、イラク南部が戦場となった湾岸戦争やイラク戦争で大きな打撃を受けた。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

1493――世界を変えた大陸間の「交換」

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「先コロンブス期のアメリカ大陸の常識を覆して(遅れた社会⇒ヨーロッパ以上の人口や洗練された大都市を持っていた文明社会)、全世界にセンセーションを巻き起こした『1491』の著者・マンが、再び世に問う問題作である。 前作がビフォーの高度なアメリカ文明を描いていたのに対し、『1493』はアフターの混乱する世界が描かれる。コロンブスのアメリカ到達(1492)によって、貴金属、病原菌、動植物、そして人間が大陸間を行き交い始め、世界は「コロンブス交換」によって「均質新生」の到来を迎えた。本書は4部10章にわたってコロンブス交換の凄まじき実相を余すところなく暴露していく。グローバル化はここから本格的にはじまったと著者は述べる。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

古代東アジアの女帝 (岩波新書)

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「本書の冒頭で、80歳を超えた著者は、高らかにかつこの上なく明晰に述べる。「これまで女帝は中継ぎの存在にすぎない、あるいは巫女的な役割であったなどその存在を矮小化されてきた。しかし、それは古代社会を男性中心に考える歴史観の偏見にすぎないのではないだろうか。時系列に従って箇条書き的に事柄を並べる正史の底流を繋いでいくと、逆に、伝統に依存した男性支配の政治の停滞と破綻が見えてくる」と。 本書は、推古から持統までのわが国の女帝たちと、新羅の善徳、真徳女帝、唐の武則天、都合9名の7世紀に輝いた女帝の鮮烈な生涯を掘り起こし、東アジア史を読み直そうとした意欲的な試みである。 どうして、この時代に女帝が次々と登場してきたのか。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

ルポ 同性カップルの子どもたち アメリカ「ゲイビーブーム」を追う

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「性的マイノリティ(LGBT)の権利保障の動きが世界的に進んでいる。LGBTとは、Lesbian(レズビアン)、Gay(ゲイ)、Bisexual(バイ・セクシャル)、Transgender(トランスジェンダー)の頭文字をとった総称であり、2000年のネーデルランド(オランダ)を皮切りに、ベルギーやスペイン、カナダ、南アフリカと同性婚を認める国が次々と出てきた。 06年にはLGBTの権利の擁護をうたったモントリオール宣言が採択され、15年時点で同性婚を認めている国・地域は24にのぼるという。登録パートナーシップ制などを含めると、G7では日本を除くすべての国が対応済みだ(3国が同性婚を是認)。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

冬の王

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「フランスとの100年戦争に敗れたイングランドは、後に薔薇戦争と呼ばれた王族間(ランカスター家vsヨーク家)の血腥い内戦に突入した。そして、最後に勝ち残ったのがランカスター家傍系のヘンリー・テューダー(ヘンリー7世)だった。6人の妻を持ったヘンリー8世やエリザベス女王(1世)で有名なテューダー朝の幕開けである。本書は、闇の君主と呼ばれ、これまで語られることの少なかったヘンリー7世の本格的な評伝である。 ヘンリー5世(ランカスター朝2代目の英主)の寡婦、フランス王女キャサリンは、ウェールズ人の寝室係オーウェン・テューダーと密かに結婚してエドムンドを生んだ。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

外来種は本当に悪者か? 新しい野生 THE NEW WILD

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「外来種と言えば、琵琶湖の在来種を脅かすブルーギルやブラックバスが脳裏に浮かぶ。いかにして駆除するか、心ない放流を食い止めるか。獰猛な外来種から琵琶湖の自然を守れ。確かにそうだと思う反面(因みに、僕は琵琶湖の外来種の駆除にはずっと賛成している)、何か心にひっかかるものをずっと感じていた。本書は、この問題に正面から挑んだ力作である。 冒頭、南大西洋・アセンション島の鬱蒼とした雲霧林(グリーン山)が紹介される。原始の状態が残っていると考えた著者の推測は完全にはずれた。ダーウィンが訪れたときは丸裸の島で人間が持ち込んだ外来種が島を緑に変えたのである。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

われらの子ども:米国における機会格差の拡大

出口 治明が HONZ で執筆した書評対象書。

出口 治明 2019年

「わが国ではシングルマザーの家庭を中心として、子どもの実に6人に1人が貧困に喘いでいる、といわれている。このまま放置すると、社会的損失は40兆円に達するとの試算もある(「子供の貧困が日本を滅ぼす」文春新書)。本書は、アメリカにおける子どもの貧困と格差の固定という社会的危機の現実を赤裸々に描き出した力作である。 まず、著者のふるさとの街が登場する。オハイオ州ポートクリントン。50年代は居住地域や学校における階級分離は低く、街の人はみなを「われらの子ども」と考えていた。社会経済的なはしごを登る機会は豊富だった。それが5人の級友の人生として語られる。」

– 出典: HONZ 出口 治明 客員レビュー

利己的な遺伝子

進化生物学者ドーキンスの代表作。遺伝子の視点から生物の利他行動と利己性を解き明かす歴史的名著。「ミーム」概念の提唱書。

出口 治明 2020年

「自重後同係数の名著、利己的な遺伝子です。今このコロナウイルスで世界が大騒ぎになっています。ウイルスは何十億年も入れてきた我々は大先輩です。われわれホモサピエンスもわずかに10万年の歴史しかありません。でも、われわれホモサピエンスも実は遺伝子によって動かされています。この本は、人間とは何者か、動物とは何者か、遺伝子とは何か、我々生き物の本質、これ以上なく明快に解説した歴史的な名著です。ちょっと分厚いですけれど、ゆっくり読んでみてください。ドーキンスは名文家なので、とても読みやすいです。」

– 出典: 出口治明「ステイホーム期間に読んでほしい本3冊」(APU 学長メッセージ, YouTube 2020年)

ビジュアル 進化の記録 ダーウィンたちの見た世界

ナショナルジオグラフィック写真家ロバート・クラークが200枚以上の美しい写真でダーウィンの進化論を視覚化した野心作。

出口 治明 2020年

「ベンチャー企業の経営を10年やってみて、分かったことの1つは、ダーウィンの進化論の根源的な正しさだった。強いものや賢いものが生き残るのではない、世界はどう変化するか誰にも分からないのだから、運と適応以外に生き残る術はない。全くもって、その通りだと思う。…本書は、歴史を変えたダーウィンの進化論を…美しい200枚以上の写真(視覚)で説明しようとした野心作である。…少し値は張るが、読む価値のある本だ。」

– 出典: HONZ 出口治明 客員レビュー

移民が導く日本の未来 ポストコロナと人口激減時代の処方箋

日本国際交流センター執行理事・毛受敏浩による、人口激減時代における移民政策の処方箋。

出口 治明 2020年

「本書は、少子高齢化に伴う人口減少を日本の最大の危機と捉え、既に外国人なしでは日本の経済が回らない現状を踏まえて、他の先進国同様に移民政策を構築して日本の社会のレジリエンスを多様な面で高めてくれる人材を広く海外から迎え入れる処方箋を具体的に述べたものである。…ともあれ、歴史を見ると、人口が減って栄えた国や地域は一つもない。わが国は、今こそ移民を含めた人口問題に逃げずに立ち向かわなければならない。」

– 出典: HONZ 出口治明 客員レビュー

民主主義とは何か

東京大学社会科学研究所・宇野重規による、民主主義の歴史と現代的諸問題を1冊に凝縮した名著。

出口 治明 2020年

「民主主義が危機に瀕しているといわれて久しい。しかし、そもそも民主主義とは何であり、今何が問題になっているのか、…そういったモヤモヤした疑念を一掃してくれる読みやすい本はこれまでなかったように思われる。その意味で、本書は民主主義を巡る諸問題とその解決の方向性を1冊に凝縮した待望の本だ。丁寧に論理づけて語られているので、とても腹に落ちやすい。…本書は、またとない民主主義の履歴書でもあるのだ。」

– 出典: HONZ 出口治明 客員レビュー

哲学と宗教全史

出口治明が3年を費やして書き上げた、全世界の哲学と宗教の歴史を1冊で俯瞰できる大著。

出口 治明 2020年

「僕の本紹介させてください。哲学と宗教全史です。哲学とか宗教って何だろうといえば、一番簡単な定義は、世界を丸ごと理解しようとした人間の営みだと思います。世界は何でできているのか、人間はどこから来てどこへ行くのか、こういった根源的な問いに今まで人間はどのように対応してきたのか、全世界の哲学と宗教の歴史がこれ1冊でわかります。3年かかって白旗あげました。」

– 出典: 出口治明「ステイホーム期間に読んでほしい本3冊」(APU 学長メッセージ, YouTube 2020年・自著紹介)

KGBの男 冷戦史上最大の二重スパイ

冷戦時代の最大の二重スパイ、オレグ・ゴルジエフスキーの実話を描くノンフィクション。

出口 治明 2020年

「まさに『事実は小説より奇なり』を地で行く物語で、心臓をドキドキさせながら2日で一気に読み込んだ。あまりにも面白くて途中で止めることができなかったのだ。…これは、単なる超一級の緊張感を孕んだスリリングなスパイの物語に留まるものではない。愛する家族さえ捨ててひたすら自らの信念に殉じた一人の男の勇気ある半生を描いた物語なのだ。…傑作だ。」

– 出典: HONZ 出口治明 客員レビュー

教養としての「中国史」の読み方

京都府立大学・岡本隆司による中国史の読み方。中国4000年の歴史を「人を理解するように国を理解する」視点で読み解く。

出口 治明 2020年

「中国を理解するにはどうしたらいいか。人を理解するためには、その人の来歴、即ち履歴書を読むように、ある国を理解するにはその国の歴史を紐解くしか方法はない。しかし、中国4000年の歴史を紐解くのは大変だ。手練れの道先案内人が必要だ。本書は気鋭の碩学によるまたとない道標である。…とても示唆に富む名著だと思料する。」

– 出典: HONZ 出口治明 客員レビュー

聖書の成り立ちを語る都市 フェニキアからローマまで

古代オリエント世界の都市を旅しながら、歴史が聖書にどう影響したかを描く一般向け啓蒙書。

出口 治明 2020年

「世界で一番読まれている本は、おそらく聖書だろう。本書は古代オリエント世界で栄えた都市を旅しながら、歴史が聖書にどのような影響を与えたかを記した一般向けの啓蒙書である。少しでも聖書に興味がある人には是非とも読んで欲しい1冊だ。…こうしたエピソードの数々が本書を読み易いものにしている。」

– 出典: HONZ 出口治明 客員レビュー

社会心理学講義「閉ざされた社会」と「開かれた社会」

パリ第8大学の社会心理学者・小坂井敏晶による講義録。常識と権威の枠を疑い、自分の頭で考える力を鍛える社会心理学の入門書。出口治明が「考える力がいかに大事かを学べる本」として強く推薦。

出口 治明 2018年

「皆さんは多分アレですけど、この10番の『答えのない世界を生きる』か、あるいはこの同じ先生の『社会心理学講義』。僕いつも勧めてるんですけど、社会心理学講義を全国徒然として頂いたらと思います。勉強になりますよね。この本でもいいんですけど、大事なことは、考える力がいかに大事かですよね。」

– 出典: 出口治明 講演(YouTube, 55:56〜)

宇宙論と神

1. 私たちの成り立ちを知るために
科学 哲学 宇宙

宇宙論者の池内了が、現代物理学が描く宇宙像と神という概念の関係性を平易に語る一冊。科学と宗教の交差点を探る入門書。

出口 治明 2017年

「皆さんは多分アレですけど、この10番の『答えのない世界を生きる』か、あるいはこの同じ先生(小坂井敏晶)の『社会心理学講義』。僕いつも勧めてるんですけど、是非読んでいただきたい。勉強になりますよね。この本でもいいんですけど、大事なことは、考える力がいかに大事かですよね。」

– 出典: 出口治明 GLOBIS講演(YouTube, 55:56〜)

階段を下りる女

『朗読者』のシュリンクによる新たな恋愛小説。古希を迎えた主人公が40年前の出会いを回顧する、人間の再生の物語。

出口 治明 2020年

「これは、名作『朗読者』の作家による新たな至高の恋愛小説であり、人間の再生の物語だ。…古稀を迎えた僕の心に、この物語は深く沁み込んだ。40年前、僕は一体何をしていたのだろう。そして、その後、どうやって過ごしてきたのだろう。訳文もこなれていて、とても品があり読みやすい。」

– 出典: HONZ 出口治明 客員レビュー

クリミア戦争 上

ロシアとヨーロッパの対立を長い歴史から解き起こす歴史ノンフィクションの大作。クリミア半島をめぐる現代の対立も同じ構図で理解できる。

出口 治明 2015年

「プーチンがクリミア半島をああいう形で接したことが新聞とか読んでもあんまり分からなかったんですよ。で、今年の春に白水社から出たクリミア戦争という上下の本があるんですけど、これ読んだら目から鱗がバサっと落ちて、ああ、なるほどと全てが分かったんですよね。」

– 出典: 出口治明×渋沢健 対談(YouTube)

座右の書『貞観政要』中国古典に学ぶ「世界最高のリーダー論」

唐の太宗・李世民とその名臣たちの対話を記録した『貞観政要』を、出口治明が現代のリーダーシップ論として読み解く。

出口 治明 2019年

「リーダーが学ぶべき中国古典の最高峰、『貞観政要』。1300年以上にわたって帝王学の教科書とされてきたこの書を、現代の経営者や管理職にとって役立つリーダー論として読み解きました。」

– 出典: 『座右の書 貞観政要』本人紹介(出口治明 自著)

パパは脳研究者 子どもを育てる脳科学

2. 私たちが動物であることを知るために
脳科学 育児 エッセイ

脳研究者の父が娘の成長を観察し、脳科学の知見と日常を結びつけたエッセイ。0歳から4歳までの子どもの認知発達を科学的に追う名著。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)

昭和史

3. 私たちの住む国を知るために

戦前・戦中・戦後の日本を、ジャーナリスト視点で語り下ろした昭和史の決定版。出口学長が「日本人の必読書」とおすすめする一冊。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)

クアトロ・ラガッツィ 天正少年使節と世界帝国

3. 私たちの住む国を知るために
歴史 美術史 世界史

1582年、ローマへ送られた4人の日本人少年使節の旅を描く歴史ノンフィクション。大航海時代と日本キリシタン史を交差させた大著。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)

日本経済論講義

4. 現代の金融・経済・社会を知るために
経済 日本経済 教科書

元内閣府審議官の経済学者による、日本経済の構造変化を理解するための包括的講義録。GDP・財政・社会保障まで網羅。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)

人口と日本経済 長寿、イノベーション、経済成長

4. 現代の金融・経済・社会を知るために
経済 人口論 新書

東大名誉教授の経済学者が、人口減少と日本経済の関係を再検証。「人口減少=経済縮小」の通説に異議を唱える一冊。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)

新・所得倍増論

4. 現代の金融・経済・社会を知るために

元ゴールドマン・サックス・アナリストが日本経済の生産性向上策を提言。中小企業統合・観光立国など具体策を提示し物議を呼んだ話題作。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)

バブル 日本迷走の原点

4. 現代の金融・経済・社会を知るために
経済史 日本 ノンフィクション

元日経記者の経済ジャーナリストが描く、1980年代後半のバブル経済の発生と崩壊。当事者証言と豊富な資料で「日本迷走」の根を解き明かす。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)

生産性 マッキンゼーが組織と人材に求め続けるもの

4. 現代の金融・経済・社会を知るために

元マッキンゼー・人材育成マネジャーが説く「生産性」とは何か。日本企業の長時間労働文化への鋭い批評と、生産性高い働き方の実践論。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)

答えのない世界を生きる

4. 現代の金融・経済・社会を知るために
哲学 社会学 エッセイ

パリ第八大学教授・社会心理学者が、近代以降の「正解」志向を問い直すエッセイ。決着のつかない世界をどう生きるかを問う一冊。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)

生物学的文明論

4. 現代の金融・経済・社会を知るために
生物学 文明論 科学

『ゾウの時間 ネズミの時間』の生物学者が、生物の時間と人間社会の時間のずれから現代文明を批判的に論じる。エコロジー思想の決定版。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)

厚生労働白書 平成24年版

4. 現代の金融・経済・社会を知るために
公文書 白書 社会保障

「社会保障を考える」をテーマにした年次白書。社会保険制度の歴史と今後を一次資料で確認できる、政策議論の出発点となる一冊。

出口 治明 2017年

「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」

– 出典: GLOBIS講演「これからの時代を生き抜く力」(2017)


出口 治明の著書

出口 治明 本人が著者の本(国立国会図書館サーチより)

あなたの会社、その働き方は幸せですか?

あなたの会社、その働き方は幸せですか?

祥伝社 2021
一気読み世界史

一気読み世界史

日経BP 2022
一気読み日本史

一気読み日本史

日経BP 2025
いま君に伝えたい知的生産の考え方

いま君に伝えたい知的生産の考え方

大和書房 2023
「おいしい人生」を生きるための授業

「おいしい人生」を生きるための授業

PHP研究所 2019
おしえて出口さん! : 出口が見えるお悩み相談

おしえて出口さん! : 出口が見えるお悩み相談

ウェッジ 2017
「教える」ということ : 日本を救う、〈尖った人〉を増やすには

「教える」ということ : 日本を救う、〈尖った人〉を増やすには

KADOKAWA 2020
カベを壊す思考法

カベを壊す思考法

扶桑社 2021
還暦からの底力 : 歴史・人・旅に学ぶ生き方

還暦からの底力 : 歴史・人・旅に学ぶ生き方

講談社 2020
紀元元年〜1000年

紀元元年〜1000年

筑摩書房 2018