モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語

内田 洋子

あらすじ・内容紹介

方丈社

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

この本を推薦している人 (1人)

成毛 眞

「ツイードジャケットは英国製よりもイタリア製のほうが好きだ。柔らかく、シワになりやすいが、肌に馴染んで、なによりも色合いが美しい。 本書はそのイタリアの織物のように軽やかで、味わい深く、時には風を通すような美しい本だ。紙質、装丁など、どこを見ても丁寧に作られた一級品だ。文章は清々しくも温かい。上質のツイードそのものなのだ。 それもそのはず、内田洋子はイタリアの時空を縱橫に飛びまわり、掌編小説のようにエッセイ仕立てのノンフィクションを書く名手だ。 あくまでも著者が見たまま、聞いたままを文章に落としているだけだ。長文の写真キャプションのようでもある。しかし、その文章に音楽を感じるのは評者だけだろうか。 今回、内田洋子はイタリアの山村、モンテレッジォの物語を描いた。」