成毛 眞

Makoto Naruke
経営者 書評家 著述家 HONZ代表

元マイクロソフト株式会社代表取締役社長(1991-2000)。退任後、書評サイトHONZ(honz.jp)を立ち上げ、ノンフィクションに特化した書評を発信。著書『本は10冊同時に読め!』『一秒も読書したことがない人のための読書術』など。日本ノンフィクション界の目利きとして知られる。

30 books オールタイムベスト10

おすすめされた本

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硯の中の地球を歩く

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「端正な本だ。内容に不釣合いなカバーと帯を取りはずすと、表紙には原寸大に近い一面の硯が刷られている。装丁だけでなく、紙質や印刷も素晴らしい。ゆっくりと味わうように読んだ。 著者は書道道具店の四代目。浅草の店では定番の筆や墨なども取り扱っているが、高級な硯は代々の店主がみずから原石を内外で買い付け、手作りで調製したものだ。文化財レベルの硯の修理なども手がけており、世界中のプロから頼りにされているという。 帯には「冒険とうんちくの書」とあるが、これにはいささか違和感を覚える。本書はIT起業家などとは対極の世界観を持つ男の誇りと決意を書いた本だ。 硯の原石は古来より辺境の深山幽谷にあった。著者は日本や中国の山々に分け入り、まさに命がけで原石を探し出す。三代目の両親は山賊に襲われたこともあるという。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

50(フィフティ) いまの経済をつくったモノ

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「人類が発明した50のモノを、洗練された筆致で書き綴った、気軽な読み物だ。取り上げられているのは「コンクリート」や「紙」など手で触れられるものから、「経営コンサルティング」や「不動産登記」など目には見えない社会制度までと幅広い。 それぞれの章は独立していて読み切りだ。たとえば「電池」の章では、19世紀ロンドンで絞首刑にあった罪人の逸話から、電池が発明された18世紀のイタリアに飛び、20世紀の日本人によるリチウム電池へ、さらに21世紀のイーロン・マスクへと話を繋いでいく。 何世紀にもわたって連綿とつづく研究と開発。先人の仕事の上に築かれる新たなイノベーション。それらを広い視野でカバーしながらも、精密に描いていく。細筆で描いた絵巻のごとく、全体を鑑賞しながらも細部も楽しめる仕掛けが満載だ。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

合成生物学の衝撃

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「人類は誕生以来宇宙とは何か、物質とは何かを考え続けてきた。その理解が一気に進んだのは、20世紀になってからだった。 1916年 、アインシュタインが相対論を完成することで、宇宙を現代的に理解する基礎が出来上がった。27 年までに、ハイゼンベルグの行列力学とシュレディンガーの波動力学が発表され、 物質を理解するための量子力学の構築が始まった。現代物理学の基礎は、大正時代に形成されたのだ。 当時は一般人のみならず、技術者たちも、この難解な基礎科学が何の役に立つのかさっぱり分からなかった。しかし、21世紀に暮らす我々は、その恩恵がなければ生きていけない。 量子力学の応用である半導体がなければ、コンピューターも通信も存在し得ない。相対論がなければGPS(全地球測位システム)は動かない。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

放射線について考えよう。

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「これほど丁寧で網羅的に放射線を説明している本をほかに知らない。この本を書棚に入れておけば、なにか事が起こったときにいつでも引き出して正確な知識を得ることができるだろう。健康診断でCT検査やPET検査を受けるときにも参考になる。しかも、科学に興味のある小中学生なら、最後まで読み終えることができるほどのわかり易さだ。 著者はつくば市にある高エネルギー加速器研究機構の准教授。長い金髪で知られるニュートリノ研究者だ。これまでにも『すごい実験』や『すごい宇宙論講義』などの一般向けベストセラーを書いている。 本書は現在も公開されている同名の無料サイトを一冊の本にしたものだ。本文の内容に差異はない。しかもスマホ用に最適化しているため、書籍よりも無料サイトのほうが読みやすい人もいるだろう。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

広重TOKYO 名所江戸百景

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「見開きの右頁全面には、歌川広重の名所江戸百景から選んだ一枚の浮世絵。左頁には広重がその浮世絵を描いた場所の地図と、浮世絵に描かれている文物の絵解き。さらに時代背景や鑑賞のポイントも解説されている。つや消しの上質紙を使って、119枚もの浮世絵を取り上げているのだから、重量感のある小体な美術解説書という趣きだ。 たとえば、ゴッホが模写したことで有名な「大はしあたけの夕立」のページを開くと、「大はし」とは現在の新大橋のことであり、「あたけ」とは将軍の御座船「安宅丸」が祀られていたがゆえの地名であるとの解説がある。 さらに地図を見てみると、広重は現在の浜町ポンプ所付近から新大橋を眺めながらこの絵を描いたことが一目で判る仕掛けになっており、新大橋と御船蔵跡の石碑の写真も載っている。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

経営者 日本経済生き残りをかけた闘い

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「本稿を執筆中の5月9日、日本経済新聞は「三菱重工は逆風下で5兆円の連結売上高目標を掲げた」と報じた。いっぽうで同記事は「達成を不安視する声は少なくない」と警鐘を鳴らすことを忘れない。さらに、成長が停滞する三菱重工の時価総額は1兆3800億円であり、日立の4兆1400億兆円と比べても見劣りし、海外のライバル各社の10分の1でしかないことを付記した。 実際、三菱重工は2017年度に1000億円のフリーキャッシュフローを見込んでいたが、ジェット旅客機を開発する子会社が1000億円の債務超過であることも露呈した。記者が懸念しているように売上高目標が達成できなかった場合、時価総額はさらに縮小する可能性がある。膨大な資金を必要とする重工業において資金調達を窮屈にさせる要因となろう。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

京都、パリ ―この美しくもイケズな街

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「辞書によると、「薀蓄」とは深く研究して身につけた知識のことである。しかし、小粋なバーの隣席に下手な薀蓄を傾ける御仁がいると、面倒くさいこと、この上ない。その話題が京都やパリであれば尚更だ。 老舗カバン店のお家騒動だの、ルーブル美術館のスマホアプリだの、煩わしいと思いながらも、つい聞き耳を立ててしまう。薀蓄とは高度な噂話でもある。 本書はまさにその二都の薀蓄だ。語り合っているのは酔客ではなく斯界の泰斗。面白くないわけがない。しかも定価は1200円。ビールとおつまみを用意すれば、秋の夜長、ゆったりとホームバーで二人の語りに浸ることができる。安いものだ。 京都方の井上章一が「やっぱりあちら、パリには、ええ女がおるという」と話題を振ると、パリ方の鹿島茂がそれを受けて語り始める。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

すごい廃炉 福島第1原発・工事秘録<2011~17年>

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「新国立競技場の建設が佳境に入った。2月からは屋根工事もはじまり、20基もの大型クレーンが同時に動き回る様子は壮観だ。敷地面積11万3000平米、総工費1500億円を超える巨大現場である。完成すると6万8000人の観客を飲み込むという。 いっぽう、福島県双葉町・大熊町ではそれをはるかに凌ぐ規模の工事が進んでいる。敷地面積は30倍の350万平米、総工費は50倍の8兆円。完了まで30〜40年かかると見積もられている福島第1原発廃炉工事だ。 新国立競技場を47都道府県それぞれに建設するような規模なのだが、その全貌が一般のメディアで語られることはない。あまりに専門的すぎるからだ。 本書は土木専門誌「日経コンストラクション」に不定期掲載されている巨大現場のレポートのまとめである。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

核兵器

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「1945年、人類初の核兵器が広島と長崎の一般市民殺戮を目的に使用されてから70年あまり、その後一発も戦場では使われていない。 それは核保有国の倫理観や戦略的自制というよりも、たまたま核保有国間の戦争がなかったからであり、人類にとっては単なる僥倖でしかないのかもしれない。アメリカ、ロシア、中国だけでも合計1万発を超える核兵器を保有していると見られているのだから。 本書はその核兵器の基本原理から最新構造までを、現役の物理学者が徹底的に解説した稀有な技術書である。価格も9000円台と超弩級だし、数式やグラフも多様されているため、一般の読者向けに書かれたことは間違いない。 しかし、たとえ北朝鮮の軍事技術者が本書を手に入れたからといって、核兵器開発が前に進むというものでもない。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

ノモレ

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「一昨年夏に放送されたNHKスペシャル「大アマゾン 最後のイゾラド」の姉妹作品である。イゾラドとは、文明社会と接触したことのないアマゾン先住民。狩猟と採取だけで太古から生きてきた自給生活者であり、その姿はまさに裸族だ。現在でも少人数のグループに別れて暮らしているという。 数年前のある日、ペルーの奥地で突然イゾラドが出現し、村々が襲われ、弓矢で村人が殺傷された。驚いたペルー政府は犯人と目されたイゾラドと接触することを決断した。 NHKの取材班はその模様を克明に記録した。イゾラドの弓は非常に強力であり、弓や槍には毒も塗られている。まさに命がけの取材だ。目の前に立つイゾラドの剣幕に怯え、友達を意味する言葉「ノモレ」を連呼するしかないカメラマンの声は震えているようだった。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

モンテレッジォ 小さな村の旅する本屋の物語

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「ツイードジャケットは英国製よりもイタリア製のほうが好きだ。柔らかく、シワになりやすいが、肌に馴染んで、なによりも色合いが美しい。 本書はそのイタリアの織物のように軽やかで、味わい深く、時には風を通すような美しい本だ。紙質、装丁など、どこを見ても丁寧に作られた一級品だ。文章は清々しくも温かい。上質のツイードそのものなのだ。 それもそのはず、内田洋子はイタリアの時空を縱橫に飛びまわり、掌編小説のようにエッセイ仕立てのノンフィクションを書く名手だ。 あくまでも著者が見たまま、聞いたままを文章に落としているだけだ。長文の写真キャプションのようでもある。しかし、その文章に音楽を感じるのは評者だけだろうか。 今回、内田洋子はイタリアの山村、モンテレッジォの物語を描いた。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

アインシュタインの旅行日記: 日本・パレスチナ・スペイン

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「1922年(大正11年)11月17日アインシュタインは神戸港に到着した。この日は京都の都ホテルに宿泊。日記には「下の町はまるで光の海。強烈な印象」「日本人は簡素で上品、とても好ましい」と綴っている。 アインシュタインが特殊相対性理論と光量子仮説を発表したのは1905年。26歳のときだった。自身のノーベル物理学賞受賞を知ったのは日本への船上だった。さぞかし楽しい旅になったことであろう。 そのためか、到着翌日の日記には「すばらしい由緒ある日本建築(中略)。通りにはとてもかわいらしい生徒たち」「村々は好ましい清潔」「土地は念入りに耕作されている」と好印象なのだが、それに続けて「ジャーナリストたちが列車内に。いつもどおりばかげた質問」と書いている。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

宇宙の覇者 ベゾスvsマスク

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「アマゾン創業者のジェフ・ベゾスと電気自動車製造会社テスラ創業者のイーロン・マスク。太陽が昇るどこかの惑星(または衛星)を背景に2人が対峙している表紙は鮮烈だ。どちらかがほかの星に降り立つ日も近いことを暗示しているようだ。 それぞれの個人資産は十数兆円と2兆数千億円。政府機関を凌駕する力をもつといわれる55歳と47歳。二人は人類にとってどんな存在になるのだろう。そして人類はどこへ連れて行かれるのだろう。 ジェフ・ベゾスはアメリカ生まれ。SFファンだった少年は、最優秀の成績で高校を卒業し、名門プリンストン大学で物理学を学ぶようになる。コンピュータ科学と電気工学の学位を取得して金融界に飛び込んだ。 いっぽうのイーロン・マスクは南アフリカ生まれ。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

東海道ふたり旅: 道の文化史

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「久しぶりに出会った、上品にして趣深いエッセイとして読んでいる最中だ。読み終えるのがもったいないのだ。 全35章。3章ほどをゆっくりと読むために、わざと場所と時間を変えている。早朝のカフェでクロックムッシュと、午後はおにぎりをほおばりながら公園のベンチ、夜はウイスキー片手にベッドの中という具合だ。 広重の「東海道五十三次」をモチーフにしながら、おもに江戸の諸制度や風俗、いまにつづく文化や文物などを書き綴っているのだが、たとえば「岡崎」の章では、「河況系数」という地理学の用語が登場し、日本の河川の特徴と橋梁構造についても詳しく検討する。あなどれないのだ。 もちろん広重の絵そのものについて仔細に吟味することもある。「御油・赤坂」の章が愉快だ。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

細菌が人をつくる (TEDブックス)

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「ここ数年、腸に関する話題が増えてきている。山中伸弥教授が司会を務めたNHKスペシャル「人体」では、腸は全身の免疫を司り、万病を撃退すると放送された。いささか誇張しすぎだと思うのだが、興味深い番組だった。 じっさい、コンビニの棚にはビフィズス菌や乳酸菌、食物繊維を含む食品がずらりと並んでいるし、サプリメントも次々と発売されている。花粉症などのアレルギーを抑制し、インフルエンザや肺炎などへの抵抗力を増すと期待されているのだ。 いっぽうで、うつ病や自閉症などの脳の病気も腸に関係しているという研究も報告されはじめた。過食症や肥満傾向も腸の影響を受けているという研究もある。腸脳相関という。 この腸とは実際には腸内細菌と腸の共生的な関係のことだ。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

日本史で学ぶ経済学

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「ここ数年、リカレント教育や「社会人の学び直し」という言葉を聞くことが増えてきた。文部科学省や厚生労働省が予算を付けはじめたことで、大学の公開講座や社会人向けの大学院も増えている。スキルアップや転職に備えて、最新のビジネス知識やテクノロジーを学び直すのが目的だろう。一方で、総合的な教養を学び直したいというニーズもあるようだ。 フェイスブックの投稿を見て、己の教養のなさを感じたことがあるという人も多いだろう。SNS(交流サイト)はマウンティングの場でもある。巧妙に教養をひけらかして自己顕示欲を満たすことができるスペースなのだ。 それに対して、「趣味としての教養」があってもよいのではないかと思う。ひとり物事をよく知ることだけを楽しみとする。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

1本5000円のレンコンがバカ売れする理由 (新潮新書)

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「霞ヶ浦のレンコン農家に生まれ、社会学で博士号を取得し、民俗学の研究者となり、二刀流ではじめた超高級レンコンの商品開発に成功したアラフォーの物語だ。いまではニューヨークやパリのレストランでも使われているという。 しかし、けっして頭脳明晰な新世代農業経営者の成功物語ではない。研究者として民族学会に出席していた著者は、先輩研究者から「中国行ってレンコン1本1万円で売ってきなさい」と挑発的な言葉で励まされる。 そして、日本で5000円なら売れるかもしれないと、本気になってしまったのだ。農家に生まれ、学会で育った若者である。マーケティングもロジスティクスも知らなければ、そもそも高級品市場がなかった。 父親は徹底的に大反対。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

へんちくりん江戸挿絵本 (インターナショナル新書)

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「府中市美術館の企画展「へそまがり日本美術」(5月12日まで)が予想外の人気だという。禅画からヘタウマまで、傑作とは言い難いが、個性的な絵画を集めた展覧会だ。 なかでも必見は三代将軍徳川家光の「兎図」。切り株の上にちょこんと乗った一匹のウサギがこちらを見つめている。ふわふわでなんとも愛らしいのだ。上様はじつは心優しい人だったのかもしれないと感心しつつ、脱力してしまう。 「へそまがり」というよりも「ゆるい」のだ。この「ゆるさ」は日本絵画だけがもつ特徴なのかもしれない。平安時代の「鳥獣戯画」や江戸前期の「円空仏」などは、同時代の西洋美術にはない、全く緊張感を覚えさせない素晴らしい宝物でもある。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

地磁気の逆転 地球最大の謎に挑んだ科学者たち、そして何が起こるのか

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「NHKの紀行番組「ブラタモリ」が絶好調だという。2月第3週の関東視聴率は13.3%。これを全国に敷衍すると600万世帯以上が視聴していたことになる。スタート当初は歴史の痕跡をメインテーマにしていたが、いまでは岩石や地形の成り立ちなどにもタッチする世界でも稀な地学紀行番組になってしまった。日本は火山と地震の国だ。それだけ視聴者の関心が強いということなのだろう。 もしかすると高齢化の影響もあるかもしれない。人間は子供のころは動物や虫に興味を持ち、年を重ねるにつれ植物へと関心が移り、最後には岩石が愛おしくなるということを聞いたことがある。まるで地球史を遡るように嗜好が変化していくというのだ。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

山口晃 親鸞 全挿画集

成毛 眞が HONZ で執筆した書評対象書。

成毛 眞 2019年

「厚さは約4.5cm、総ぺージ数696の大型本だ。重さは1kg以上。我が家のキッチンスケールの針が振り切れたので計測不能だった。 2008年9月から2014年7月まで1052回にわたって地方紙に連載された五木寛之の長編小説『親鸞』に添えられていた挿画の総集である。もちろん1052点の挿画は原画通りフルカラーで収録されている。 若い世代には、五木寛之の小説を読んだことはないが、山口晃の絵は好きだという人も多いかもしれない。私もその口で、この挿画集は楽しみにしていた。 山口晃の絵の魅力は見る側の想像力をかならず超えることだ。」

– 出典: HONZ 成毛 眞 客員レビュー

眠れない一族 食人の痕跡と殺人タンパクの謎

HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」
nonfiction science medicine

プリオン病に翻弄されたイタリアの一族を追ったサイエンス・ノンフィクションの傑作。

成毛 眞 2014年

「(このランキングは面白さの順ではありません。時々入れ替えます。絶版になった本はここから消えていきます)」

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ご冗談でしょう、ファインマンさん 上

HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」

ノーベル物理学賞受賞者ファインマンの破天荒なエピソードを綴った自伝的エッセイ。

成毛 眞 2014年

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ご冗談でしょう、ファインマンさん 下

HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」

上巻からつづく、知の巨人ファインマンの愉快で痛快な冒険譚の続編。

成毛 眞 2014年

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チェンジング・ブルー 気候変動の謎に迫る

HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」

気候変動の謎にいどむ科学者たちのドラマを描いた、講談社科学出版賞受賞作。

成毛 眞 2014年

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コンテナ物語 世界を変えたのは「箱」の発明だった (増補改訂版)

HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」

海運用コンテナという一つの「箱」が世界経済をどう変えたかを克明に描いた経済史の名著。

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成毛 眞 2014年

「(このランキングは面白さの順ではありません。時々入れ替えます。絶版になった本はここから消えていきます)」

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馬車が買いたい!

HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」

19世紀パリの風俗と社会を、文学作品の登場人物を手がかりに読み解くサントリー学芸賞受賞作。

成毛 眞 2014年

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ノアの洪水

HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」

ノアの洪水伝説の元となった黒海の大洪水を、海洋地質学の最先端で実証する科学探検記。

成毛 眞 2014年

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毛沢東の大飢饉 史上最も悲惨で破壊的な人災 1958-1962 (草思社文庫)

HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」

「大躍進」により4500万人とも言われる餓死者を出した毛沢東政権の暗黒史を実証研究した一冊。

成毛 眞 2014年

「(このランキングは面白さの順ではありません。時々入れ替えます。絶版になった本はここから消えていきます)」

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ランドセル俳人の五・七・五

HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」
nonfiction essay poetry

いじめで不登校になった11歳の少年が俳句に救われていく。生きる力を伝える実話。

成毛 眞 2014年

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特命全権大使 米欧回覧実記 1 (岩波文庫)

HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」

明治初期の岩倉使節団が米欧12カ国を1年9か月かけて視察した、近代日本の出発点を記す公式報告書。

成毛 眞 2014年

「(このランキングは面白さの順ではありません。時々入れ替えます。絶版になった本はここから消えていきます)」

– 出典: HONZ「成毛眞 オールタイムベスト10」


成毛 眞の著書

成毛 眞 本人が著者の本(国立国会図書館サーチより)

就活に「日経」はいらない

就活に「日経」はいらない

新潮社 2011