ブラッカムの爆撃機

ロバート・ウェストール(金原瑞人 訳・宮崎駿 カラー漫画)
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あらすじ・内容紹介

2006年

イギリスの作家ロバート・ウェストールの作品集。大戦下の少年たちの友情と恐怖を描く「ブラッカムの爆撃機」の他、「チャス・マッギルの幽霊」「ぼくを作ったもの」の2編に、リンディ・マッキネルによる「ロバート・ウェストールの生涯」と宮崎駿のカラー書き下ろし「タインマスへの旅」を収録。

この本を推薦している人 (1人)

岡田 斗司夫

「宮崎駿が中に24ページもフルカラーの漫画を描いてるんですね。これだけでもお買い得なんですけど、この小説自体がめちゃくちゃカッコイイ。主人公は高校卒業したばかりのゲイリーという男の子で、英国空軍に入って5人組のチームでウェリントン爆撃機に乗せられる。 第二次大戦中のイギリスは『飽和爆撃』という方法をとっていた——1回の爆撃に100機・500機・最終的には1000機の編隊でドイツを爆撃。20回出撃で1セット組んで、なかなかその1セット終わらない、生き残る確率が44%、数セットいくと20%まで下がる暗い損耗率の高い時代。イギリスは10万人の若者を死なせて、ドイツに与えた損害は民間人含めて1万人いかなかった——本当に無駄な世界だった。 ブラッカム機長というアイルランド人のアル中で乱暴な機長が出てくるんだけど、その彼らがドイツのユンカース夜間戦闘機を撃墜するシーン——インターコムでドイツ人パイロットが『腕が取れちゃった、操縦桿が熱くて』と意識を失いながら言うのが聞こえてしまう。コクピットの風防(プレキシガラス)が炎で溶けていって中のパイロットの恐怖の表情まで見えてしまう。それを大笑いするブラッカム機長たち——『ドイツ語で「助けてお母さん」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』ブラッカムの爆撃機 解説(00:00〜)