西 加奈子

Kanako Nishi
作家 直木賞作家 小説家

1977年イラン・テヘラン生まれ、大阪育ち。関西大学法学部卒業。2004年『あおい』でデビュー。2005年『さくら』が20万部超のロングセラーに。2007年『きいろいゾウ』、2014年『サラバ!』で第152回直木賞を受賞。代表作に『漁港の肉子ちゃん』『i』『ふくわらい』『おまじない』など。大阪弁を全開で話す気さくな人柄と豊かな感受性で多くの読者に愛される。

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少年少女ファーブル昆虫記

西加奈子の「ちゃんと読んだ最初の本」

ファーブルによる昆虫の生態を綴った児童向け科学読み物の古典。

西 加奈子 2006年

「ちゃんと読んだのは、小学校1年生の時の『ファーブル昆虫記』です。エジプトの日本人学校に六畳くらいの図書室があって。安達さんという子と仲良しになって、安達さんが『シートン動物記』を読み出したので、じゃあわしは『ファーブル昆虫記』読むわ、て言うて、二人でずっと競って読んでいました。フン転がしの生態を調べるために1週間ずっとその場に寝泊まりして見とったとか、そんなんでしょう。わしの中ではファーブルもムツゴロウも同じレベルだったんですよね(笑)。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

くまのパディントン

西が小学校の読書時間に好きだった児童文学

マイケル・ボンドによる1958年発表のクマのパディントンシリーズの第1作。

西 加奈子 2006年

「小学校で週に一度、読書の時間があったので、図書室で『くまのパディントン』を読んだ気がする。外国の本って、わしらの知らん食べ物が出てくるでしょ。なんてことないけど、めっちゃ美味しそうなやつ。そういうのが好きやったんです。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

深い河 ディープ・リバー

西が「めっちゃ感動して大好きになった」遠藤周作の代表作

遠藤周作による1993年発表の長編小説。第35回毎日芸術賞受賞作。インドのガンジス河を舞台にした宗教と人間の物語。

西 加奈子 2006年

「中学生になってから、遠藤周作を全部集めました。『深い河(ディープ・リバー)』が出た時かな。お父さんが貸してくれたんですよ。それ読んで、めっちゃ感動して、遠藤さん大好きになって。わたし、著名な方に初めてファンレター書いたのって遠藤さんなんですよ。エッセイも読んで、原宿の南国酒家によく行くって書いてあったから、いつか行きたいなと思っていて、高校の時に東京に遊びに来た際に見に行ったり。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

青い眼がほしい

西が「本も映画も音楽も含めた全部の中で一番衝撃を受けた」運命の一冊

トニ・モリスンによる1970年デビュー作。1993年ノーベル文学賞受賞作家による黒人少女の物語。

西 加奈子 2006年

「高校2年生の時だったと思うんですけど、装丁に惹かれて『青い眼がほしい』を買ったんです。文学少女やないし、まったく知らなかったんですけど、たまたま本屋に『ムー』でも買いに行って、目にとまって手に取ったんでしょうね。でも読んでみたらすっごい衝撃でした。冒頭が「秘密にしていたことだけれど」っていうんですよね。その言葉がボーンときて。なんかいろんな意味を含んでいるし、すごく素敵な言葉だなと思って、その部分に赤い線引きました。本も映画も音楽もいれた全部の中で、フィッシュマンズもガン、ときたけれど、でもその比じゃないくらい、モリスンは全部もっていかれた、という感じ。言葉ってこんな力があるんだ、とびっくりしました。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

スーラ

西が「全部好き」と語るトニ・モリスン・コレクションの一冊

トニ・モリスンによる1973年発表の長編。アメリカ南部の黒人女性の友情を描く。

西 加奈子 2006年

「早川書房のトニ・モリスン・コレクションを集めて読みました。『スーラ』とか他のも読んだし、全部好きやけれど、でも『青い眼がほしい』は衝撃度で言うと一番。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

ムーン・パレス

西が好きと挙げるオースターの代表作

ポール・オースターによる1989年発表の長編小説。柴田元幸訳。

西 加奈子 2006年

「それも分かって読んだんじゃなくて、気づいたらアメリカ文学が多かったんです。ジョン・アーヴィングとかスティーヴィン・ミルハウザーとか。オースターは『ムーン・パレス』。あの人の訳はすごい(柴田元幸さん)。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

ホテル・ニューハンプシャー

西が「絶対これ」と語るアーヴィングの代表作

ジョン・アーヴィングによる1981年発表の長編家族小説。

西 加奈子 2006年

「アーヴィングは絶対『ホテル・ニューハンプシャー』ですね。パッとページをめくったらいきなりお母さんの乗った飛行機が落ちた、って書いてあって、でも登場人物たちがガーン、とする場面はまったくなくて。でも読んでいるほうは泣けてしゃあない。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

エドウィン・マルハウス

西が「大好き」と語るミルハウザーの代表作

スティーヴン・ミルハウザーによる1972年発表のデビュー作。

西 加奈子 2006年

「ミルハウザーは、柴田さんの訳やないけど、『エドウィン・マルハウス』が大好き。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

ハイウェイとゴミ溜め

西が装丁重視で買い揃えた新潮クレストブックスの一冊

ジュノ・ディアズによるドミニカ系アメリカ人の生活を描いた短編集。新潮クレスト・ブックス。

西 加奈子 2006年

「装丁重視なので、新潮クレストブックスは結構読みましたね。ジュノ・ディアズの『ハイウェイとゴミ溜め』とか。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

告白

西が「家族で大ファン」と語る町田康の代表作

町田康による2005年発表の長編小説。第41回谷崎潤一郎賞受賞作。河内十人斬りを題材にした傑作。

西 加奈子 2006年

「町田康さんは家族で大ファンです。『告白』を読んで、うちのお父さんお母さん、河内音頭のテープ買ってました。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

東京タワー オカンとボクと、時々、オトン

西が「もうやばかった!涙出過ぎて」と絶賛した一冊

リリー・フランキーによる2005年発表の自伝的長編小説。2006年本屋大賞受賞作。

西 加奈子 2006年

「あとはリリー・フランキーさんの『東京タワー』はもうやばかった! あまりによすぎて、読まんければよかったって思った、涙出過ぎて。今は、アーヴィングを読み直しています。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第53回 西加奈子インタビュー(2006年3月)

西 加奈子の著書

西 加奈子 本人が著者の本(国立国会図書館サーチより)