怪盗ルパン全集5 八つの犯罪
南洋一郎による怪盗ルパンシリーズの日本語版。湊かなえの読書原点となった一冊。
「母親が自分用に買って私に与えてくれたのは「怪盗ルパン」の『八つの犯罪』でした。すごく読みやすいし、ルパン格好いい! と思って。ポプラ社のルパンのシリーズが図書室にあったので、それを読むようになりました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)1973年広島県因島生まれ。武庫川女子大学家政学部卒業。アパレル勤務後、青年海外協力隊でトンガ王国へ。淡路島で家庭科講師を経て執筆を始める。2007年第29回小説推理新人賞を受賞。受賞作を第1話とした『告白』で2009年第6回本屋大賞を受賞し一躍ブレイク。代表作に『贖罪』『夜行観覧車』『豆の上で眠る』など。「イヤミス女王」と称される独特の心理描写で読者を魅了する。
南洋一郎による怪盗ルパンシリーズの日本語版。湊かなえの読書原点となった一冊。
「母親が自分用に買って私に与えてくれたのは「怪盗ルパン」の『八つの犯罪』でした。すごく読みやすいし、ルパン格好いい! と思って。ポプラ社のルパンのシリーズが図書室にあったので、それを読むようになりました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)バーネットによる1888年発表の児童文学の古典。
「怪盗ルパンを薦めてくれていたのに、小学校で『小公女』や『若草物語』などの世界の名作シリーズを借りてきた時は、「ああ、そういういい本もあった、うんうん」という感じでしたね(笑)。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)オルコットによる1868年発表の児童文学の古典。マーチ家四姉妹の物語。
「小学校で『小公女』や『若草物語』などの世界の名作シリーズを借りてきた時は、「ああ、そういういい本もあった、うんうん」という感じでしたね。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)赤川次郎の代表作。映画化もされた人気青春ミステリー。
「中学生になった頃にやっとちゃんとした書店ができたんです。そこで『セーラー服と機関銃』をまず買って、そこからは本のあらすじの部分を読んで、10代の子が主人公のものを買って読むようになりました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)新井素子による1981年発表の青春SF小説。コバルト文庫の代表作。
「あとは新井素子さんの『星に行く船』や、藤本ひとみさんのまんが家マリナ・シリーズとか。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)林真理子による1986年発表の青春小説。地方の女子高生・乃里子の人生を描く。
「これはバイブルですね。主人公の乃里子は私だって思いました。冴えない田舎の子が、今はこういう状況でもきっといいことがあるかもしれないと思いながら大人になっていく。自分も最後に「よかったね」って言えるようになるんじゃないかって思いました。それからは節目節目に主人公のことを考えたし、普通に生活している時でも、今の自分は「よかったね」って言えるかなって問いかけていました。あの小説によって、今こういうところまで引っ張ってきてもらえていると思いますね。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)森村桂による1966年発表の紀行小説。ニューカレドニアへの旅を描いた永遠のベストセラー。
「森村桂さんの『天国にいちばん近い島』もすごく好きで。日本人の女の子が一般的には海外旅行が難しかった時代に、とある船の船長に手紙を書いてニューカレドニアにつれていってもらうという話を読んで、こんなことができるんだって思ったんです。中学生の時の自分にとって人生を変えた二冊が、『葡萄が目にしみる』と『天国にいちばん近い島』ですね。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)デフォーによる1719年発表の海洋冒険小説の古典。
「もともと母の課題図書の2冊目が『ロビンソン漂流記』だったし、テレビアニメの「南の島のフローネ」も好きで、いつか自分もどこかに行きたいなと思っていた。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)与謝野晶子による現代語訳の源氏物語。湊が高校時代に挑戦した古典。
「実際読んだら難しくて挫折しそうになったけれど、挫折したら「ほらみたことか」といわれると思って、意地になって学校の休憩時間も読んでいたんです。そうしたら同級生から「貸して」なんて声をかけられたりして。自分も『源氏物語』が好きという子が同じクラスにいて、その子は円地文子さんの訳を持っていたので、交換して読みました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)大和和紀による源氏物語の漫画化作品。1979年連載開始の名作。
「与謝野晶子じゃ難しいんじゃないか、円地文子さんを読みなさい、いやその前に君は漫画の『あさきゆめみし』でいいよ、とさんざん馬鹿にされたように言われて...結局『あさきゆめみし』も読みましたよ、面白かったです。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)村上春樹による1987年発表の超ベストセラー長編小説。
「村上春樹さんの『ノルウェイの森』や、吉本ばななさんの『TUGUMI』や『キッチン』は、テレビなどでも大ベストセラーと言われていて、そうすると田舎の子供の感覚では、日本中の人が読んでいるような気がして、これは読まなきゃ、となりまして。『ノルウェイの森』の「ジャングルの虎がみんな溶けてバターになるくらい君が好きだ」なんて、格好よさそうだな、って。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)東野圭吾の江戸川乱歩賞受賞デビュー作。1985年発表。
「近くに書店があって、そこで東野圭吾さんや宮部みゆきさんの本を手に取るようになりました。テレビがすごく好きで、2時間ドラマで東野さん原作の「放課後」なんかも見ていたので、読んでみたいなと思っていたら、フェアをやっていたんですね。やっぱり、アガサ・クリスティーよりも国内の小説のほうが自分の日常に潜んでいることが書かれてあるように思えてドキドキするなと感じました。東野さんの作品は片っ端から読みましたね。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)宮部みゆきによる1989年第2回日本推理サスペンス大賞受賞作。
「宮部さんの作品で、学生の時に読んだものでいちばん好きなのは『魔術はささやく』。他には綾辻行人さんの館シリーズや、歌野晶午さんの信濃譲二のシリーズといった新本格の方たちの本も集めるようになりました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)宮本輝による1982年発表の長編青春小説。テニス部を舞台に大学4年間を描く。
「高校の時、「『青が散る』はオレの話だ」っていう先生がいたんです。その先生が格好よかったら、そりゃ真っ先に買いに行っていたと思うんですけれど、その人に「オレの本だ」と言われてても、という...(笑)。でも憶えていたので、その子の本棚に『青が散る』を見つけて借りたんです。すごく面白かったので、そこから宮本さんを読むようになりました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)渡辺淳一による1973年発表の長編小説。北海道阿寒湖を舞台にした名作。
「北海道に行く時に渡辺淳一さんの『阿寒に果つ』を持っていったら、『流氷への旅』を持っている人がいて交換しましたね。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)渡辺淳一による1971年発表の長編恋愛小説。
「北海道に行く時に渡辺淳一さんの『阿寒に果つ』を持っていったら、『流氷への旅』を持っている人がいて交換しましたね。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)三浦綾子による1968年発表の長編小説。北海道塩狩峠を舞台にした名作。
「三浦綾子さんの『塩狩峠』や『ひつじが丘』もその時に読みました。『塩狩峠』の舞台のあたりを通る時には自転車を畳んで電車に乗る、という人もいて、本当に好きな人は好きなんだなと思いました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)エラリー・クイーンによる1932年発表のミステリーの古典。ドルリー・レーン四部作の第二作。
「サークルの友達がエラリイ・クイーンを持っていたので『Yの悲劇』あたりを借りたりもしました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)島田荘司による1981年発表の本格ミステリーのデビュー作。御手洗潔シリーズ第1作。
「そこのミステリーの棚を見ていて、あ、まだ島田荘司を読んでいないなと気づいて『占星術殺人事件』を読んでまたまたハマり、『斜め屋敷の犯罪』や『暗闇坂の人喰いの木』や『水晶のピラミッド』などなど、買い集めました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)島田荘司による1982年発表の本格ミステリー。御手洗潔シリーズ第2作。
「『占星術殺人事件』を読んでまたまたハマり、『斜め屋敷の犯罪』や『暗闇坂の人喰いの木』や『水晶のピラミッド』などなど、買い集めました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)司馬遼太郎による1968年発表の歴史小説。長岡藩家老・河井継之助の生涯を描く。
「日本語が恋しいのでみんなで貸し借りをして、今まで読む機会のなかった司馬遼太郎の『峠』などを読みました。男の子はやっぱり司馬さんを持ってきている人が多かったですね。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)三浦綾子による1965年発表の長編小説。朝日新聞懸賞小説受賞作で大ベストセラー。
「中でも三浦綾子さんの『氷点』にまあ、ハマってハマってハマって。なぜ北海道を自転車で旅してた頃に読んでいなかったんでしょうね。南の島で『氷点』っていう(笑)。医者の夫婦の子供が殺されて、犯人の子供を育てることになって、お母さんがその娘をいじめ抜くんだけれど...。人間の黒い部分がいっぱい絡み合う話ですよね。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)宮本輝による1982年発表の長編小説。元夫婦の往復書簡で物語が進む傑作。
「宮本輝さんの『錦繍』を読んだのもこの時です。これは元夫婦の往復書簡ですが、ちょうど現地ではパソコンを持っている人なんてSEくらいで、みんな手紙でやりとりをしていたんです。協力隊の訓練を一緒に受けて、各国に行った人たちに毎晩手紙を書いていました。そんな中で出合った『錦繍』なので、手紙だけでこんな風な物語ができるなんて、という心境になりました。『氷点』と『錦繍』は二大感動本といっていいくらいですね。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)鈴木光司による1998年発表のホラー長編。『リング』『らせん』に続くシリーズ第3作。
「ドミトリーの中で『リング』『らせん』が流行っていたところに、『ループ』が出たと新聞に書いてあったので、ちょうど遊びに来る友達に買ってきてもらいました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)スウィフトによる1726年発表の風刺小説の古典。
「ドミトリーには、これまで来た人たちが置いていった本もあったんですが、みんなのベスト本ですから、外れがなかったですね。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)荻原浩による2004年発表の長編小説。さびれた田舎の市営遊園地を巡る役所職員の物語。
「新たに注目されている人として伊坂幸太郎さんを読んだり。新聞広告で知って読んでみたら面白かったのは荻原浩さんの『メリーゴーランド』。さびれた田舎をどうにかしようとする役所の職員の話で、淡路島でもこんなことがあるかも、と思いました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)アイラ・レヴィンによる1953年発表のミステリー。MWA最優秀新人賞受賞作の古典。
「外国の作品を読んでいなかったなと思って、編集者さんに薦められたトマス・H・クックの記憶シリーズやアイラ・レヴィンの『死の接吻』を読みました。この世界にこなかったら、誰も私に教えてくれなかった本なので、いい出合いだなと感じます。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)トマス・H・クックによる「記憶シリーズ」最新作。米国南部の濃密な記憶ミステリー。
「最近、トマス・H・クックを、ようやくシリーズ最新刊の『沼地の記憶』まで読みました。」
– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第113回 湊かなえインタビュー(2011年4月)