恩田 陸

Riku Onda
作家 直木賞作家 本屋大賞作家 ミステリー作家

1964年宮城県生まれ。早稲田大学卒。1992年『六番目の小夜子』で日本ファンタジーノベル大賞最終候補となりデビュー。2005年『夜のピクニック』で第26回吉川英治文学新人賞・第2回本屋大賞、2007年『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞、2017年『蜜蜂と遠雷』で第156回直木賞・第14回本屋大賞をW受賞。代表作に『三月は深き紅の淵を』『光の帝国 常野物語』『ドミノ』『Q&A』など。

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チョコレート工場の秘密

恩田陸が「はじめて寝食を忘れて本にのめりこんだ」一冊

ロアルド・ダールによる1964年発表の児童文学。チャーリーとチョコレート工場の冒険。

恩田 陸 2004年

「ものすごく覚えているのはロアルド・ダールの『チョコレート工場の秘密』。親に買ってもらったのですが、そこではじめて寝食を忘れて本にのめりこむ、という体験をしました。あと、それまでは絵を描いた人の名前は分かっても、作者の名前に関しては「誰なんだろう、この人は」くらいの認識しかなかった。それが、この本で、「ああ、ロアルド・ダールというのがこのお話を作った人なんだ」って認識したんですね。表紙に書かれている"作"の意味をはじめて知ったんです。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

七つの時計

恩田が「はじめてドンデン返しに驚いた」クリスティ作品

アガサ・クリスティによる1929年発表のミステリー。「チムニーズ館の秘密」の続編。

恩田 陸 2004年

「クリスティでは『七つの時計』ではじめてドンデン返しに驚いたのを覚えています。とにかく、ミステリ系はすごく好きでした。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

ミクロの決死圏

恩田にとっての「はじめてのSF作品」

アシモフによる1966年の同名映画ノベライズSF。

恩田 陸 2004年

「テレビで『ミクロの決死圏』をやっていたので、アイザック・アシモフの原作を読んだのが、はじめてのSF作品。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

オヨヨ島の冒険

恩田が「ずっと追いかけて読んだ」小林信彦のオヨヨ大統領シリーズ

小林信彦による1970年代発表のジュブナイル冒険シリーズの代表作。

恩田 陸 2004年

「小林信彦さんの『オヨヨ大統領』シリーズの影響は大きかったですね。シリーズの後半はだんだん大人向けにシフトしていって子供には難しくなるんですが、それでも小林作品はずっと追いかけて読んでいました。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

雨降りだからミステリーでも勉強しよう

恩田が小学5年生で「嫌がる親にねだって買ってもらった」ミステリー入門書

植草甚一によるミステリ評論集。多くのファンを生んだ伝説的なミステリ入門書。

恩田 陸 2004年

「そこからミステリ関係のエッセイも読むようになって、小学5年生の時に植草甚一さんの『雨降りだからミステリーでも勉強しよう』っていう分厚い本を、嫌がる親にねだって買ってもらって。外国作品を星の数で評価しながら紹介した本です。それを読んで覚えたミステリ作品は多いですね。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

巴里の空の下オムレツのにおいは流れる

恩田が「肌寒い季節になると読みたくなる」エッセイ

シャンソン歌手・石井好子による1963年発表のエッセイ。第1回エッセイスト・クラブ賞受賞作。

恩田 陸 2004年

「エッセイ本。中学生の頃読んだ、石井好子さんというシャンソン歌手の方の『巴里の空の下オムレツのにおいは流れる』は、オニオングラタンスープの作り方がすごくおいしそうで、肌寒い季節になると読みたくなる。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

宇宙からの帰還

恩田が「ものすごくショックを受けた」ノンフィクション

立花隆による1983年発表のノンフィクション。宇宙体験が宇宙飛行士の精神に与える影響を考察。

恩田 陸 2004年

「高校生になってからは…さらに乱読。これまでのジャンルに加えて、ノンフィクションが入ってくるんです。立花隆さんの『宇宙からの帰還』を読んでものすごくショックを受けました。宇宙飛行士って、宇宙に行ったあと宗教家になる人が多いそうですが、宇宙体験で神の存在を感じるみたいなんですね。その心理的変化を書いたノンフィクションですが、それがすごく印象に残っている。外側から人類や地球を見る体験に衝撃を受けました。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

アルキメデスは手を汚さない

恩田が高校生で「すごく面白かった」と語る乱歩賞作品

小峰元による1973年第19回江戸川乱歩賞受賞作の青春ミステリー。

恩田 陸 2004年

「印象に残っているのは江戸川乱歩賞をとった小峰元さんの『アルキメデスは手を汚さない』。話題になっていたので読んでみたら、学園モノでちょっと"薮の中"っぽいところもあって、すごく面白かったんですよ。江戸川乱歩賞というものがあると認識したのもこの作品でした。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

アルジャーノンに花束を

恩田が「泣いた」と語るSF文学の名作

ダニエル・キイスによる1966年発表のSF小説の傑作。

恩田 陸 2004年

「ご多分に漏れず、『ライ麦畑でつかまえて』や『アルジャーノンに花束を』には泣きましたね。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

ライ麦畑でつかまえて

恩田が「泣いた」と語る青春文学の古典

サリンジャーによる1951年発表のアメリカ青春文学の金字塔。

恩田 陸 2004年

「ご多分に漏れず、『ライ麦畑でつかまえて』や『アルジャーノンに花束を』には泣きましたね。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

IT

恩田が「ラストが未来のある明るい終わり方で好き」と語るキング作品

スティーヴン・キングによる1986年発表の大長編ホラー。1989年「ファイアスターター」と並んで恩田陸お気に入りの作品。

恩田 陸 2004年

「その頃スティーヴン・キングの文庫が出てきて、追いかけて読みました。『ファイアスターター』『クージョ』『キャリー』『デッド・ゾーン』『クリスティーン』…。キングは『ファイアスターター』と『IT』が好きですね。ラストが未来のある、明るい終わり方なので。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

ファイアスターター

恩田が「ラストが未来のある明るい終わり方で好き」と語るキング作品

スティーヴン・キングによる1980年発表の超能力サスペンス。

恩田 陸 2004年

「キングは『ファイアスターター』と『IT』が好きですね。ラストが未来のある、明るい終わり方なので。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

ジュスティーヌ アレキサンドリア四重奏 1

恩田が「名訳で文章と構成が素晴らしい、なめるように読んだ」と語る四部作の第一作

ロレンス・ダレルによる1957年発表の長編連作小説『アレクサンドリア四重奏』の第一作。エジプトを舞台にした絢爛な現代文学の傑作。

恩田 陸 2004年

「ロレンス・ダレルの『アレキサンドリアカルテット』がすごく好きでした。名訳で、文章と構成が素晴らしい。なめるように読んだ記憶があります。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

ロウフィールド館の惨劇

恩田が社会人時代に印象に残った「クラーイ話」

ルース・レンデルによる1977年発表のサスペンス長編。

恩田 陸 2004年

「覚えているのは、ルース・レンデルの『ロウフィールド館の惨劇』。クラーイ話で、動機がすごく話題になった本でした。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

後宮小説

恩田が「自分も書こう」と作家を志すきっかけになった運命の一冊

酒見賢一による1989年第1回日本ファンタジーノベル大賞受賞のデビュー作。

恩田 陸 2004年

「小説を書こうと思ったのは、日本ファンタジーノベル大賞の第一回目の受賞となった酒見賢一さんの『後宮小説』を読んだことがきっかけです。私と一歳しか違わないのに、中島敦みたいな天才的なものを感じたんです。若くしてこんなに書ける人がいるんだ、と驚きました。当時私は"年をとったら作家になりたい"って思っていたんです。立派な社会人になってから書こう、と。でも20代でも書く人は書くんだと知って、なら自分も書いてみようと思ったんですよね。あの小説を読んでいなかったら、まだ小説を書いていなかったかもしれません。酒見さんの小説がきっかけだったのは、はっきりしています。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

盗まれた街

恩田『月の裏側』のオマージュ元

ジャック・フィニイによる1955年発表のSFサスペンス。

恩田 陸 2004年

「尊敬する先行作品には毎回触れるようにはしています。『月の裏側』はジャック・フィニイの『盗まれた街』、『ライオンハート』はロバート・ネーサンの『ジェニーの肖像』、『光の帝国』はゼナ・ヘンダーソンの「ピープル」シリーズのオマージュです。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

ジェニーの肖像

恩田『ライオンハート』のオマージュ元

ロバート・ネイサンによる1939年発表のファンタジー小説。時を超える愛の物語。

恩田 陸 2004年

「『ライオンハート』はロバート・ネーサンの『ジェニーの肖像』のオマージュです。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

果てしなき旅路 ピープル・シリーズ

恩田『光の帝国 常野物語』のオマージュ元

ゼナ・ヘンダースンによる「ピープル」シリーズ。地球に流れ着いた異星人「ピープル」たちの物語。

恩田 陸 2004年

「『光の帝国』はゼナ・ヘンダーソンの「ピープル」シリーズのオマージュです。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

虚無への供物

恩田が「今でも年1回は読みたくなる」中井英夫の代表作

中井英夫による1964年発表の本格ミステリー。日本三大奇書の一冊。

恩田 陸 2004年

「中井英夫さんの『虚無への供物』は小学6年生で読んだのですが、今でも年1回は読みたくなりますね。文体にものすごくツヤがあって、不思議な魅力がある。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

翻訳文学ブックカフェ

恩田が「すごく興味深かった」と語る翻訳家インタビュー集

新元良一による2004年発表のインタビュー集。第一線で活躍する翻訳家たちの仕事に迫る。

恩田 陸 2004年

「最近では新元良一さんの『翻訳文学ブックカフェ』が面白かった。最近特に言語の越境者に興味があるんですけれど、これは第一線で活躍している翻訳家たちにインタビューしていて、すごく興味深かった。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

ダ・ヴィンチ・コード

恩田が「超ハリウッド的だけれど面白かった」と語る世界的ベストセラー

ダン・ブラウンによる2003年発表のミステリーの世界的ベストセラー。

恩田 陸 2004年

「『ダ・ヴィンチ・コード』も読みましたよ。超ハリウッド的だけれど面白かったですね。」

– 出典: WEB本の雑誌「作家の読書道」第36回 恩田陸インタビュー(2004年10月)

恩田 陸の著書

恩田 陸 本人が著者の本(国立国会図書館サーチより)