斎藤 幸平

Kohei Saito
経済思想家 哲学者 東京大学准教授 著述家

1987年生まれ。ベルリン・フンボルト大学博士課程修了。マルクス研究の若手第一人者として、独語・英語の海外研究で活躍。2020年『人新世の「資本論」』(集英社新書)が50万部超の大ベストセラーに。脱成長コミュニズムの提唱者として、TVや講演で日本の脱成長・気候危機論を主導。

12 books YouTubeとBRUTUS誌で本人がおすすめ・選書した気候危機と脱成長の必読書

おすすめされた本

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カール・マルクス ──「資本主義」と闘った社会思想家

立教大学・佐々木隆治によるマルクス入門書。最新の文献研究(MEGA第二部)を踏まえ、晩年マルクスの環境論・コモンズ論まで含めた全体像を提示。斎藤幸平の研究上の盟友。

斎藤 幸平 2016年

「マルクスにちょっと興味を持たれた方はこれを入門にするといいんじゃないか。佐々木隆治さんという方が書かれている『カール・マルクス 資本主義と闘った社会思想家』。最新の文献研究からマルクスについて深掘りした一冊。マルクスの考えを全て知ることができる入門書。2016年出た頃なんですね、最近の研究成果を踏まえた新しい読み方が展開されているので、環境問題みたいな私がやってることももちろん扱われてるんですけど、それ以外も含めたマルクスの思想の全体が分かるような本なのでぜひ入門としておすすめ。」

– 出典: YouTube「経済をよく知らない人におすすめの本3選」斎藤幸平が紹介(02:54〜)

社会的共通資本

日本でノーベル経済学賞に最も近いと言われた経済学者・宇沢弘文の代表作。自動車・農業・都市・教育・医療・環境までを包括する「社会的共通資本」の理論を提唱。

斎藤 幸平 2000年

「宇沢博文さんの『社会的共通資本』。後半何がすごいかっていうとですね、これ2000年に出た本なんですけど、気候変動の話になって、今の資本主義持続可能じゃないっていう話から、宇沢さんも当時から脱成長定常型の社会に移行するべきだっていうことを発信されていた。日本人で1番ノーベル経済学賞に近言われた、そんな方がもうすでに脱成長、その方が最終的に脱成長にたどり着いたっていうのは興味深いということで、ちょっとまずおすすめしたい。」

– 出典: YouTube「経済をよく知らない人におすすめの本3選」斎藤幸平が紹介(00:43〜)

収奪された大地 ラテンアメリカ五百年

斎藤 幸平が公的に推薦コメントとして発表した本。

斎藤 幸平 2024年

「そんな観点からまず挙げたいのがガレアーノの『収奪された大地』です。ヨーロッパの帝国主義がラテンアメリカから500年にわたって豊かな資源を奪い取っていった様を描いており、グローバルサウスからの収奪という、今も重要な視点で問題を提起しています。」

– 出典: AERA「経済思想家・斎藤幸平さんが薦める本」

使える哲学 私たちを駆り立てる五つの欲望はどこから来たのか

斎藤 幸平が公的に推薦コメントとして発表した本。

斎藤 幸平 2021年

「資本主義のグローバル化、AIの技術進歩、新型コロナウイルスのパンデミックなど、私たちの生活を激変させている現代社会。欲望の本質を見抜き、自由を手に入れるための「使える哲学」を求めるなら、本書が一つの答えになるはずだ。」

– 出典: クーリエ・ジャポン「斎藤幸平さんが推薦する『読んでおくべき名著5選』」

レジリエンスの時代 再野生化する地球で、人類が生き抜くための大転換

YouTube対談「経済をよく知らない人におすすめの本3選」より(2024年)
斎藤 幸平 2024年

「人間が必ずしも技術をどれだけ発展させてもコントロールできないようなことが起きた時に、柔軟にこう対処していく力、これをレジリエンスって言う。資本主義の限界に変わる新しい経済の在り方が具体的に描かれている。」

– 出典: YouTube対談 (経済をよく知らない人におすすめの本3選)

三つの革命 ドゥルーズ=ガタリの政治哲学

斎藤 幸平が公的に推薦コメントとして発表した本。

斎藤 幸平 2021年

「ドゥルーズとガタリの思想は難解である。だが、間違いないのは、それが革命の思想だということだ。資本主義の限界が浮かび上がるコロナ禍においてこそ読み直すべき、フランス現代思想をわかりやすく解説した名著。」

– 出典: クーリエ・ジャポン「斎藤幸平さんが推薦する『読んでおくべき名著5選』」

MMT 現代貨幣理論とは何か

斎藤 幸平が公的に推薦コメントとして発表した本。

斎藤 幸平 2021年

「コロナ禍で救世主として注目される現代貨幣理論(MMT)。だが大胆な財政出動で、本当に財政破綻しないのか? 異端とされる反緊縮理論の仕組みをわかりやすく説明し、新しい社会の可能性を問う。」

– 出典: クーリエ・ジャポン「斎藤幸平さんが推薦する『読んでおくべき名著5選』」

地球に住めなくなる日 「気候崩壊」の避けられない真実

気候変動が産業革命前と比較して4℃上昇した時の地球シナリオを、科学的データと取材から徹底的に描いたNYマガジン特集記事の書籍化。世界的ベストセラー。

斎藤 幸平 2020年

「経済成長を優先する今の社会システムが続けば、80年後には地球の平均気温が産業革命前と比較して4℃上がるといわれています。この『4℃』がどれほど破壊的な上昇なのかがわかります。」

– 出典: BRUTUS(マガジンハウス)「斎藤幸平が選ぶ、いま読みたい4冊」

「人間以後」の哲学 人新世を生きる

斎藤 幸平が公的に推薦コメントとして発表した本。

斎藤 幸平 2021年

「今、注目を集める「人新世」の概念。人類が地球を改変する地質学的時代に現代は突入している。だが、その結果として引き起こされる気候変動によって、人類が絶滅するとしたら——。」

– 出典: クーリエ・ジャポン「斎藤幸平さんが推薦する『読んでおくべき名著5選』」

所有せざる人々

斎藤 幸平が公的に推薦コメントとして発表した本。

斎藤 幸平 2024年

「当時読んだ本で最近私が薦めているのが、アーシュラ・K・ル=グィンの『所有せざる人々』(ハヤカワ文庫)。ある種の脱成長社会を描いたユートピア小説です。」

– 出典: AERA「経済思想家・斎藤幸平さんが薦める本」

創造と狂気の歴史 プラトンからドゥルーズまで

斎藤 幸平が公的に推薦コメントとして発表した本。

斎藤 幸平 2021年

「プラトンから始まり、デカルト、カントを経由し、ラカン、デリダ、ドゥルーズまでをカバーする創造と狂気の歴史的変遷。松本卓也の才能に嫉妬する一冊。」

– 出典: クーリエ・ジャポン「斎藤幸平さんが推薦する『読んでおくべき名著5選』」

分解の哲学 ──腐敗と発酵をめぐる思考

京都大学・藤原辰史による、腐敗・発酵・廃棄など「分解」を哲学的に問い直す試論。フレーベル、チャペック、生態学、修繕の美学を縦横無尽に論じる。

斎藤 幸平 2019年

「分解のペースから生産を捉え直さなければ、人新世がゴミの時代になってしまうでしょう。」

– 出典: BRUTUS(マガジンハウス)「斎藤幸平が選ぶ、いま読みたい4冊」

斎藤 幸平の著書

本サイト掲載中で 斎藤 幸平 本人が著者の本。他の有名人による推薦・言及付き

人新世の「資本論」

人新世の「資本論」

ひろゆき推薦
「あの斎藤公平(幸平)さんの人新世の資本論をちゃんと読んでみたいんですよね。文庫があるはずなので、その文(庫)を探したいなと思って。」