不安の世代 スマホ・SNSが子どもと若者の心を蝕む理由
スマホ世代の若者の精神的健康悪化を社会心理学者が分析。教育・親への具体的提言を含む。
「送電鉄塔、信号機、マンホール蓋——日常で目にする「インフラ」
影響力の武器・思考の整理学など、有名人が推薦した心理学18冊。本人発言の出典リンク付き。
スマホ世代の若者の精神的健康悪化を社会心理学者が分析。教育・親への具体的提言を含む。
「送電鉄塔、信号機、マンホール蓋——日常で目にする「インフラ」
アリゾナ州立大学の社会心理学者ロバート・チャルディーニが、人がなぜ「YES」と答えてしまうのか──返報性、コミットメント、社会的証明、好意、権威、希少性、結束(新版で追加)の7つの説得原理を解明した世界的ロングセラー。
「影響力の武器という、ま、有名な本なんで、家だったり仕事の話をする時に大体出てくるのが、いろんなやっぱり心理バイアスの話とか脳科学的にこういうことが人間って弱いし、ばこういう風にうまく使ってくと自分の身になったり、ま、なんか体がそう動いちゃうとか、意思とかストイックとかっていうとこから離れて、仕組みっていうものがあるんだから、ちゃんとそういうの知っとこうっていうのがもっともっとカジュアルな本で今って書店に並んでるんだと思うんですけど、ま、それの多分もう原点みたいなやつで、もうここに全部書いてあるんですよね。悪用するとこれま詐欺師になれるとも言われてる。使い方次第では結構すごい強い武器になるっていう。」
古代ギリシャから現代の認知科学・夏目漱石までを貫いて、人類の「心」の歴史を3000年スパンで描く。
「『生成と消滅の精神史』。人間の心の形成史を哲学的に追った力作。」
橘玲による現代心理学の総整理。最新の心理学・脳科学・神経科学を駆使し、人間の心の構造をビッグファイブの5要素で説明する。トランプ当選を仕掛けたケンブリッジ・アナリティカの心理操作も紹介。
「オカルト的な要素はゼロ。僕らの心はどういう構造になっているかという本で、最新の心理学・脳科学・神経科学を駆使して説明している。この10年で『心理学ルネッサンス』が起きて、これまで言われていた俗説心理学の実験が検証されている——吊り橋効果はそもそも対照実験として怪しい、スタンフォード監獄実験は被験者が後に『残酷に振る舞え』と指示されてたことが証言された。 第2章:トランプ当選とブレグジットの真相。両方とも世論調査と専門家の予想を覆した、その背後に同じ『ケンブリッジ・アナリティカ』というイギリスの小さな研究所がいた。ケンブリッジ大学の心理学部の戦略的コミュニケーション研究所の関連会社、15人くらいの会社。 アメリカ国民を40種類の『サイコグラフィックス』に分けて、5つの選挙行動(熱狂的トランプ支持/消極支持/無関心/消極ヒラリー支持/熱狂的ヒラリー支持)と組み合わせ200種類のセグメントを」
ドイツの社会心理学者エーリッヒ・フロムの代表作。「愛は技術である」と説き、世界中で読み継がれる古典的名著。1959年初訳の新訳版(2020年)。
「愛するということは技術なんだって話なんですよね。スキルなんですよ、だからスキル技術だとすれば磨くべきだ修練するっていうことなんですよね。だから愛するっていうことには修行が必要みたいな話なんですよ。それが結構目から鱗っていうか、人と向き合う時に向き合うっていうことを僕はこの本的には学んだ。愛なめんなよって、自分に思ってる。ちゃんと楔を打ってくれた。」
ローン・フランクによる衝撃のノンフィクション。1950-60年代に脳深部刺激療法を発明したロバート・ヒース博士の禁断の研究と、21世紀に再発見された『脳に電極を埋めて性格を操る』最前線。
「税込みで2200円、価値は本当に十分。ロバート・ヒースという1950年代アメリカの天才脳外科医が、統合失調症や同性愛を治療するために脳手術をやり始めた——当時同性愛は『治療すべき病気』。1972年の精神医学雑誌に『患者B19号』の話が掲載されている。男性同性愛者の脳に電極を9本埋め込み、雇った風俗嬢相手にセックスをさせる、女性に積極的に行動すると快楽中枢に弱い電気が流れる——一週間後にはB19号は女性に魅力を感じるようになっていた。 ヒースの仮説:うつ病・統合失調症・アルコール依存症・薬物依存症はすべて脳内の『快楽回路』が故障してるから起きる。動物実験で証明、人間でも治療実績を出した。1960年代には奇跡の発見と称えられたが、70年代の反戦・人権運動で『同性愛を治療する』ことが社会の敵になり、ヒースは批判を受けて学会から消された。彼の研究は全部封印、デューレン大学が公開を拒否し続けてる。」
スウェーデンの精神科医アンデシュ・ハンセンによる、スマホが脳に及ぼす影響を最新の心理実験データから解明した世界的ベストセラー。
「著者のアンデシュ・ハンセンはスウェーデンの精神科医。スウェーデンというのは精神医療大国で、今この十何年で先進国にかかる人が劇的に増えてる、2倍以上に増えてる。国民の9人に1人が抗うつ剤の治療を受けてる——かなりの異常事態。 本のタイトルからすると『またスマホのせいにするんだろう』と思っちゃうんですけど、割と決めつけてない。世界中で大規模な社会実験が行われていて、そのデータがどんどん出てきている。3つにまとめると:(1) スマホはドラッグである、依存性があり鬱・不安・能力低下・睡眠障害を引き起こす。(2) IT企業はそれを利用している、自分達の子供からスマホを遠ざけている人もいる、現代の人間が持っている最後の資産である『時間と集中』を奪おうとしている。(3) SNSは承認欲求ではなく『生存本能』だ——食欲や睡眠欲よりも一段深いところにあるので、食事や睡眠を削ってのめり込むのは当たり前、理性」
ジョン・エルダー・ロビソンの自伝的ノンフィクション。アスペルガー症候群の男性が脳への電磁刺激の実験治療を受けて他者の感情が読めるようになった驚くべき記録。
「人の気持ちというのが全く理解できず、人間の顔色や表情も読めないアスペルガー症候群の男性が、脳への電磁放射という実験治療を受けて一気に理解できるようになるという話。しかもそれは普通の人々が分かるというレベルを突き抜けて、まるで超能力者に見えてしまう、顔とか目を見ただけで相手の人の気持ちや考えがほとんど全部わかってしまう、そこまで読めるようになってしまう。しかしこの治療法の欠点は効果が永続しないということ。短い場合はたった15分間、長くても数週間で消えてしまう。人の気持ちが分からず、この主人公はこれまで友達というのができたことがない、どんなに仕事で成功しても結局自分には友達が誰もいない、いつもパーティーでつまはじきになってしまう。そういう男には果たして友達がこれからできたのだろうか、そしてそれはすべて消えてしまった後に、もともとのアスペルガー症候群の男だけが残ってしまったのだろうかという話。文」
スタンフォード大学の神経科学者サポルスキーが、人間の行動を秒単位から進化の時間軸まで多層的に説明する大著。著者本人が JRE にゲスト出演し、ローガンが繰り返し称賛。
「『Behave』は私が読んだ中で最も重要な本の1つだ。サポルスキーは巨人だ。(原文: Behave is one of the most important books I've ever read. Sapolsky is a giant.)」
脳研究者の父が娘の成長を観察し、脳科学の知見と日常を結びつけたエッセイ。0歳から4歳までの子どもの認知発達を科学的に追う名著。
「歴史を踏まえてこれからの時代を生き抜くために、私が皆さんにおすすめしたい本を紹介します。」
慶應義塾大学・行動遺伝学者の安藤寿康による、双子研究データから見えた『すべては遺伝で決まる』という残酷な真実。橘玲『言ってはいけない』の元ネタ。
「もともと安藤先生は『才能は生まれつきではない、人は環境の子なり』をスローガンにしたバイオリンの鈴木メソッドの信奉者であった。元々は『人間の才能は生まれながらのものではなくて、教育とか環境次第でいくらでも伸びる』って考え方だったのが、行動遺伝学を研究して双子の研究を集めるとデータが圧倒的に出てきて、ポジションが180度変わった。 一卵性の双子は遺伝子を100%共有してる、二卵性の双子は50%しか共有してない。親の能力や才能が子に遺伝するなら、一卵性と二卵性で発現の差が2対1になるようなものはほぼ遺伝で説明できる、というロジック。 知能は基本的には脳が作り出している、知能検査で測られるようなもの。流動性知能(頭の回転の速さ)は将棋の棋士みたいなことで18-19歳ぐらいでピークになる、社会性や様々な領域の知識は経験によって伸びるので死ぬ直前まで伸びる。すべての能力は——指紋も身長も肥満も——」
人類は歴史的に見て暴力を減らし続けてきたという大胆な主張を、膨大なデータで検証する一冊。
「歴史を通じて、人類は確実に暴力を減らしてきた。その理由を膨大なデータと共に検証する一冊。」
AV監督・二村ヒトシによる恋愛心理学。なぜ人は自分を愛さない人に惹かれるのかを論じる。
「恋愛のほぼすべての悩みは、この一冊でストンと胸に落ちます」
アドラー心理学を哲人と青年の対話形式で解説したベストセラー。韓国でも100万部超え。
アメリカの片付けの専門家ブルックス・パーマーによる、物との向き合い方を説く本。
「(東京宇賀なつみ書店・10冊選書)」
ハーバード大学心理学者ダニエル・ギルバートが「人間は自分が何で幸せになるかを予測できない」ことを最新心理学で論証。フェリスが「人生で最も影響を受けた本トップ5」に挙げる。
「『幸せはいつもちょっと先にある』は、私が読んだ中で最も重要な本のショートリストに入る。(原文: Stumbling on Happiness is on my short list of the most important books I've ever read.)」
パリ第8大学の社会心理学者・小坂井敏晶による講義録。常識と権威の枠を疑い、自分の頭で考える力を鍛える社会心理学の入門書。出口治明が「考える力がいかに大事かを学べる本」として強く推薦。
「皆さんは多分アレですけど、この10番の『答えのない世界を生きる』か、あるいはこの同じ先生の『社会心理学講義』。僕いつも勧めてるんですけど、社会心理学講義を全国徒然として頂いたらと思います。勉強になりますよね。この本でもいいんですけど、大事なことは、考える力がいかに大事かですよね。」
斎藤 幸平が公的に推薦コメントとして発表した本。
「プラトンから始まり、デカルト、カントを経由し、ラカン、デリダ、ドゥルーズまでをカバーする創造と狂気の歴史的変遷。松本卓也の才能に嫉妬する一冊。」