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有名人がおすすめする日本文学

又吉直樹、椎名林檎、米津玄師、加納愛子ら日本のクリエイターが愛する現代日本文学・純文学。

85冊収録 · 本人発言の出典リンク付き
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★ 4人推薦

コンビニ人間

村田 沙耶香 · 文藝春秋(文春文庫)

コンビニで18年間働く36歳独身女性・古倉恵子の物語。第155回芥川賞受賞。世界46カ国・地域で翻訳。

「コンビニ人間。コンビニで働くことで自分を整えるというか自分を取り戻す。めっちゃわかるんですよね。高校生の頃、僕、初めてやったアルバイトがありがちなマクドナルドなんですけど、めっちゃ働いてたんすよ。狂ったようにずっと働いてた時期があって、なんかすげー救われてたんですよ労働に。完璧な機械になることを追い求めるマニュアルみたいなのを、いかに綺麗に達成していくかっていうゲームを僕はずっとやってて、なんか不思議な快楽を感じてたんですよね。それをめっちゃ思い出させてくれたんで、わかるってすごい共感した記憶があります。」

– 出典: YouTube「#木曜日は本曜日」林士平「オリジナルなものを生み出すためのトレーニング」(東京都書店商業組合, 2022/2024)(06:49〜)

「アメトーーク!「読書芸人」(2016年11月) で本人がオススメの1冊として紹介。」

– 出典: アメトーーク!「読書芸人」(2016年11月)(BOOKOFFまとめ)

「アメトーーク!「読書芸人」(2016年11月) で本人がオススメの1冊として紹介。」

– 出典: アメトーーク!「読書芸人」(2016年11月)(BOOKOFFまとめ)

「アメトーーク!「読書芸人」(2016年11月) で本人がオススメの1冊として紹介。」

– 出典: アメトーーク!「読書芸人」(2016年11月)(BOOKOFFまとめ)
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★ 2人推薦

キッチン

吉本 ばなな

吉本ばなな24歳のデビュー作。RMはカフェで読む姿が目撃され、Twitterでも言及。

「吉本さんの『大胆な省略』が彼女の真骨頂。──ささいなことを細やかに書くことで、その前後を省略しても読者にちゃんと伝わる、という。」

– 出典: 平野啓一郎 note「吉本ばなな×平野啓一郎──『キッチン』を語る【文学の森ダイジェスト】」
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★ 2人推薦

銀河鉄道の夜

宮沢 賢治

宮沢賢治の代表作。又吉が『第2図書係補佐』で熱く論じる、賢治と「ほんとうの幸い」をめぐる名作。

2人推薦 推薦者: 又吉 直樹 米津 玄師

「又吉が『第2図書係補佐』(幻冬舎よしもと文庫, 2011)で紹介した一冊。」

– 出典: 又吉直樹『第2図書係補佐』(幻冬舎)

「(紀伊國屋書店「米津玄師と文学」フェア(2024年10-11月) 米津玄師本人選定36作品の1つ)」

– 出典: 紀伊國屋書店「米津玄師と文学」フェア(2024年10-11月) 公式選書36作品
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ROCA コンプリート

いしいひさいち · 徳間書店(ジブリコミックス)

自費出版で話題となった『ROCA 吉川ロカ ストーリーライブ』とその続編・短編集をまとめた完全版。

推薦者: 朝井 リョウ

「これ知らなかったんですけど、(いしいひさいち先生の本)。朝日新聞、実家だったので、あの「山田くん」だったんですよ、4コマが。表紙のイメージあんまないですけど、これも買おうかな。知らなかった、こういうの出てたんだ。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#127(SHUPPUNK, 2025)(27:11〜)
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お金のいらない国(改訂版)

長島 龍人 · 弥生書房

「もしお金がない国があったら?」というシンプルな問いから始まる長島龍人の寓話シリーズ。前澤友作が「世の中からお金をなくすことが世界平和の一つの方法かも」と感じるきっかけになった本。

推薦者: 前澤 友作

「10年ほど前に衝撃の本に出会いました。世の中からお金をなくすことが世界平和の一つの方法かも、と想像するきっかけになった本。長島龍人さんの『お金のいらない国』シリーズです。ご本人許可の下、一部掲載させていただきました。是非ご覧ください。」

– 出典: 前澤友作 @yousuck2020(X, 2018年8月26日)
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この世界からは出ていくけれど

キム・チョヨプ(カン・バンファ・ユン・ジヨン 訳) · 早川書房

マイノリティとマジョリティの理解と共存をめぐる、キム・チョヨプの最新短編集。

推薦者: 宇垣 美里

「こっち(『この世界からは出ていくけれど』)が多分最新かな。これはもう、例えば4本目の手がどうしてもあるように感じてしまう女の子とか、その土地では息が吸えない子供とか、なんかそこには馴染めないというかちょっとずれたところにいるような人が、そこにはいられないけれど、でもあなたのことは大好きだったし、あなたの幸せを願っているよっていう祈りみたいな瞬間がすごい描かれていて、なんか読むたびに泣きそうになる。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(15:13〜)
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この部屋から東京タワーは永遠に見えない

麻布競馬場

Twitterで話題沸騰の「タワマン文学」の旗手・麻布競馬場のデビュー単行本。地方から東京に出て夢に届かなかった男女の心情を、東京の象徴・タワーマンションを軸に描く短編集。

推薦者: 堀江 貴文

「今日はあの、字が書いてある本のおすすめ本をちょっと話していきたいなと思っております。」

– 出典: ホリエモンチャンネル「最近のおすすめ本5選」(YouTube)
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さいはての彼女

原田 マハ · KADOKAWA(角川文庫)

原田マハによる女性たちの再生をテーマにした連作短編集。25歳で起業した若手女性社長が主人公。

推薦者: 檜山 沙耶

「原田マハさんのね、最果ての彼女っていう本を買いたいんですよね。あった、しかも飛び抜けている。私が買いたい本、これ、誰かが絶対にこれかこうなって気になってピって出した跡がありますよ、まさしくこれですよ私が求めていたのは。これもお仕事小説みたいで、お仕事頑張っている方がヒロインになっている本好きなんですよ。絶対買おうと思っていたので。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#70(SHUPPUNK, 2024)(04:12〜)
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まことちゃん 3

楳図 かずお · 小学館(小学館文庫)

楳図かずおの代表的ギャグ漫画。「グワシ!」「サバラ!」が流行語に。永野が「ルーツ」と語る原体験の一冊。

推薦者: 永野

「子供の頃、家にまこちゃんとかいっぱいあって。まこちゃんはなんかルーツなんで。「まこちゃんの髪型にしてください」って自分で(美容院に)言ってた。長谷川さん(同行者)に今日(髪を)染めてもらったってことで、やっぱまこちゃんじゃないですか。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#33(SHUPPUNK, 2023)(16:59〜)
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よだかの片想い

島本 理生 · 集英社

島本理生の長編恋愛小説。顔にあざのあるaikoが映画監督と出会い、遅い初恋を経験する。松井玲奈主演で映画化。

推薦者: 松井 玲奈

「顔にあざがあるaikoという主人公がいまして、その子が映画監督の伸坂さんに出会うことで遅い初恋を経験するという小説。ヴィレヴァンの天体コーナーに置いてあって、タイトルだけで置かれたんだろうなていう感じがしたんですね、「夜だった」っていう部分だけで。何かこうちょっと他の本と違う色を放ってる気がしたのでこの小説を手に取って、すごく久しぶりに小説を読んだんです。そしたらある意味大人の恋愛展。少女だった女性が大人の男性と恋をして少しずつこう成長していくその過程が、私が小学生の時に読んでいたのハリーポッターだったり、洋風なファンタジーな世界観の中で描かれる恋模様とは全く違うすごくリアルなものが描かれてる…」

– 出典: 本曜日 #005 東京松井玲奈書店(03:50〜)
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わたしたちが光の速さで進めないなら

キム・チョヨプ(カン・バンファ・ユン・ジヨン 訳) · 早川書房

韓国SF文学賞受賞のキム・チョヨプによるSF短編集。日本で最初に翻訳された一冊。

推薦者: 宇垣 美里

「キム・チョヨプ大好きで、文章がすごく私的で、言葉がすごく綺麗でキラキラしているんですけど、ちょっと物々しいんですよね。あなたと私は本当に分かり合うことはできないけれど、でも一緒にいて楽しかったことは嘘じゃないし、っていうこのすごく分かり合えるわけもない他者同士がでも一緒にいることのたまにある掛け替えのない瞬間みたいなものをすごく丁寧に丁寧に描いてらっしゃって、これが多分1個目、日本で最初に出たやつ。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(14:23〜)
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カーテンコール

筒井 康隆 · 新潮社

筒井康隆が「これがおそらくわが最後の作品集になるだろう」として刊行した25編の掌篇集(新潮社, 2023年)。

推薦者: 小島 秀夫

「筒井さんの「我が最後の作品集になるだろう」と。これいただきます。これはもうやっぱり筒井さんだからってところで、兄貴が大ファンで最初に呼んだ本が『霊長類南へ』というまあまあ面白かったんですけど、その後短編書を読んだらあまりにも面白いんでそっからファンになりまして。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#37 小島秀夫の頭の中を暴き出す(東京都書店商業組合, 2024)(03:35〜)
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クリストファー男娼窟

草間 彌生 · KADOKAWA(角川文庫)

前衛芸術家・草間彌生がニューヨークのクリストファー街を舞台に描いた小説。1983年第10回野性時代新人文学賞受賞作。

推薦者: 成田 悠輔

「病いとの戦いとしての創作。最も個人的なものこそ最も普遍的。」

– 出典: 東京都書店商業組合「#木曜日は本曜日」公式(成田悠輔 人生を変えた10冊)
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シャーロック・ホームズの凱旋

森見 登美彦 · 中央公論新社

舞台はヴィクトリア朝の京都・寺町通221B。名探偵ホームズがまさかの大スランプ──森見登美彦が描く京都パスティーシュ・ミステリー。

推薦者: 宇垣 美里

「これ読みたいと思ってた、森見登美彦先生。私、大学が京都にありましたので、作品によく出てくる場所が「あそこだ、ここだ」ってなるんです。舞台が京都だから、こんなの好きに決まってるじゃないですか。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(19:06〜)
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スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋冬編

スティーヴン・キング(山田順子 訳) · 新潮社(新潮文庫)

原題『The Body』、1982年原著。キング『恐怖の四季』所収の中編。ロブ・ライナー監督で1986年に映画化された名作青春映画の原作。少年時代の友情と『大人になること』の喪失を描く。

推薦者: 岡田 斗司夫

「ロブ・ライナー監督の青春映画の傑作。1959年(ロブ・ライナーが12歳だった年)、少年4人が見知らぬ少年の死体を探しに冒険する話。冒頭で監督ロブ・ライナーは原作者キングに『主人公ゴーディはどれだけ本当の話をしてるんですか?』と質問、キングは『俺自身も自分の経験と人に話す時に面白く盛っちゃうことの境がわからなくなる、作家っていうのは生まれつきの嘘つきで自分の言った嘘を信じ込むし、嘘の中に本当を混ぜるから余計わかんなくなる』と答えた。 映画では『叙述トリック』が使われる——途中から美化された嘘が混ざる。ヒントは(1) ラストで友達クリスが消えていくシーンで、不思議に半透明になって完全に消えてしま…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』スタンド・バイ・ミー 恐怖の四季 秋 解説(48:00〜)
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タイム・リープ あしたはきのう(上)

高畑 京一郎 · KADOKAWA(電撃文庫)

高畑京一郎が1996年に電撃文庫から刊行したタイムループSFの傑作。1996年の女子高生・鹿島翔香のもとに「未来から来た自分」のメモが届く。緻密に組み上げられたタイムリープ理論で破綻のないSFミステリ。

推薦者: 小島 秀夫

「あ、このタイムリープ最高ですよ、これ。これは最高に面白いですね。すごい緻密に考えられてて、あんまりおかしなところはないですよ。タイムリープって破綻するんですけど、よくできてます。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#37 小島秀夫の頭の中を暴き出す(東京都書店商業組合, 2024)(16:22〜)
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ダンス・ダンス・ダンス(上)

村上 春樹 · 講談社(講談社文庫)

『羊をめぐる冒険』の続編にあたる村上春樹の代表的長編。

推薦者: ニシダ

「文章にリズムがねえなと思って色々調べてたら、リズムのいい文章として引用されてたのがダンス・ダンス・ダンス。面白そうと思っていつか買いたいと思って1年ぐらい。」

– 出典: YouTube SHUPPUNK「本屋、ついて行ってイイですか?」第12回(2023)(07:44〜)
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ドミノ

恩田 陸 · KADOKAWA

恩田陸の長編小説。真夏の東京駅、27人と1匹の登場人物がそれぞれの思惑で動く群像劇。

推薦者: 松岡 茉優

「1億円の契約書を待つ締め切り直前のオフィス、下剤を盛られた子役、別れを画策する青年実業家——27人と1匹の登場人物がそれぞれに何かが起きるのを待っていた。恩田先生の作品の中では若干異色というか、コミカルに人の思いを狙えていらっしゃるんですけど、面白すぎて。こんだけ登場人物がいたら「どっかで辻褄を合わせなきゃいけない瞬間」「ここの人のあれ忘れてた」とかが素人考えだと生じると思うんですけど、結構もない、全員の思いがバタバタバタバタって倒れていって最後最高です。子役のマリカちゃんがライバルの玲奈ちゃんのママに水筒に入った下剤入りのジュースを飲まされるんですよ——どうやって取材なさったのか。落ちる方の…」

– 出典: 本曜日 #017 東京松岡茉優書店(05:55〜)
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ババヤガの夜

王谷 晶 · 河出書房新社(河出文庫)

英国推理作家協会賞(ダガー賞)翻訳部門を日本人初受賞した一編。暴力と友情と女性同士の絆を描くハードボイルド。

推薦者: 朝井 リョウ

「『ババヤガの夜』、めっちゃ分かりやすい1冊目で、まだ読めてなかったので。今年ダガー賞の候補になって、本当にこの数年で日本の小説が翻訳されるケースが増えて、しかも読まれるケースが増えたのは本当に、15年前にデビューしたんですけど、その時には考えられないことなので、めちゃくちゃ嬉しいですよね。俺、超好きなんですよ。難しい言葉も全然使われてないし、大事件解決みたいな物語じゃないんですけど、しみる。本当に本棚にずっといてほしいみたいな小説。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#127(SHUPPUNK, 2025)(07:12〜)
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パッキパキ北京

綿矢 りさ · 集英社

コロナ禍の北京に駐在員夫を訪ねた菖蒲が、犬を連れて街の隅々を歩き食べ、観察するフィールドワーク小説。著者自身の中国滞在体験をベースにした軽快な一編。

推薦者: 宇垣 美里

「綿矢りささんの言葉の選び方が大好きで、毎回センスが飛んでるなって思います。刺さるし、ずぶずぶに愛のことを書いているのに、それで幸せになるとも思ってない感じが好きで、そのクールさっていうか、ちょっと距離がある感じが好きです。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#79(SHUPPUNK, 2024)(20:22〜)
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ライン

村上 龍 · 集英社

村上龍の連作短編集。13篇の登場人物が次の話の主人公として繋がっていく。

推薦者: 尾崎 世界観

「短編小説連作、一つの話で出てきた登場人物2人のうち後半の一人が次の話では主人公になるので、次の話ではその後半出てきたもう一人が主人公になってって、どんどんつながっていく。いろんな登場人物がいるけどみんな変な人ですね、本当に変態しか出てこない、変人のアウトレイジみたいな感じ、びっくりするぐらい変な人が出てくるのでめちゃくちゃ安心しますね。自分はおかしい人間でずっと10代の頃とかも「やばいやつだ」ってずっと思っていて、やっぱり一人で妄想してる時の感じってどうしようもなくて、そういう時に村上龍さんを読んだりしてなんかもっとやばい人がいると思って、それが文章になっていて小説になっていて分かりやすいヒー…」

– 出典: 本曜日 #018 東京尾崎世界観書店(05:47〜)
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ロマネ・コンティ・一九三五年 六つの短篇小説

開高 健 · 文藝春秋(文春文庫・新装版)

開高健が「玉、砕ける」「飽満の種子」など6篇を収録。ワイン・食・釣りをテーマにした円熟期の傑作集。

推薦者: ヒコロヒー

「開高さんの食べ物の描写がすごく好い。バターのようにねちっこいオリジナリティ溢れる表現。」

– 出典: BRUTUS「ヒコロヒーが選ぶ8冊」(brutus.jp)
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億男

川村 元気 · 文藝春秋(文春文庫)

映画プロデューサー・川村元気の長編小説。3億円の宝くじに当たった主人公が落語『芝浜』を下敷きに、お金とは何かを問う物語。映画化。

推薦者: 岡田 斗司夫

「川村元気の本。これのカバーだけで2、3種類カバーが出てるなーで、まあ総論としては、小説なんだけど何かを書こうとしてちょっと書き切れなかった意欲作。一夫という元教師がすごい貧乏で苦しんでる、なんで貧乏かというと、人が良くて弟が借金を背負っちゃって、奥さんと娘が出ていってしまった——そんな奴が3億円の宝くじに当たるところから始まる。3億円もらって銀行で換金できたんだけど何をしていいかわかんない、いつも食べてる牛丼屋に行って大盛り頼んで卵と味噌汁、これがあんなに自分が欲しかったお金のある生活なのかと自問自答する。 主観の主観がすごい秀逸——シチュエーション自体としては貧乏人がいきなりお金を持つって…」

– 出典: YouTube『岡田斗司夫ゼミ』億男 解説(09:05〜)
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八月の御所グラウンド

万城目 学 · 文藝春秋

第170回直木賞受賞作。京都の都大路で代走を務める女子高生と、御所グラウンドの謎の野球大会に巻き込まれる大学生──2編収録の中編集。

推薦者: 佐久間 宣行

「ど真ん中のエンタメ小説じゃないですか、ま、直木賞だしで。我ながら本当に素晴らしい買い物になってますね。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#50(SHUPPUNK, 2024)(26:21〜)
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凍りのくじら

辻村 深月 · 講談社(講談社文庫)

藤子・F・不二雄を愛する高校生・芦沢理帆子の物語。辻村深月の初期代表作で、後の作品にも登場人物が再登場する「辻村ワールド」の起点。

推薦者: 三宅 香帆

「辻村深月さんの『凍りのくじら』っていう小説があって、私これ大好きなんですよ。『凍りのくじら』は本当に、特に若い方、まあ若くなくても全然いいな、なんか結構読むと本当に辻村ワールドに当てられる感じが私はあって。これから『凍りのくじら』今から読むってことはこれから辻村ワールドが世界に広がってるってことなわけじゃないですか。羨ましいって思いますね。」

– 出典: 三宅香帆YouTube「衝撃を受けた本10冊」(2025)(01:22〜)
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古都

川端 康成 · 新潮社

ノーベル文学賞作家・川端康成の代表作。京都を舞台にした双子姉妹の物語。

推薦者: 宇賀 なつみ

「全然毛色が変わりますね。多分中学高校生ぐらいで読んだんですかね。川端康成とかいわゆる文豪と言われる人、教科書にも出てくるような人の作品って難しそうっていうか堅苦しいっていうか、なんか読みたくないなってむしろ思っていたんですけど、これきっかけで本当に食わず嫌いしなくなりました。当時まだ私京都って中学の修学旅行で1回行ったぐらいだと思うんですよ。ほとんど馴染みはなくて、でもやっぱり憧れはあって、これを読むと物理的な場所、距離も超えられるし時代も超えられるんだなっていう、自分が知らない世界に入っていけるんだっていう感覚をすごく覚えた。」

– 出典: 本曜日 #003 東京宇賀なつみ書店(04:28〜)
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向田邦子ベスト・エッセイ

向田邦子(向田和子 編) · 筑摩書房

脚本家・向田邦子の名エッセイを精選した一冊。

推薦者: 岸田 奈美

「どうしようもない悲しみや憎しみを、クルッと笑いに裏返してしまう手腕。向田さんみたいなエッセイを書けたら、どんなに素敵だろうと事あるごとに思う。」

– 出典: 本曜日 #007 東京岸田奈美書店(YouTube動画)
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夜は短し歩けよ乙女

森見 登美彦 · KADOKAWA(角川文庫)

京都を舞台に「黒髪の乙女」と「私」を巡る大学生たちの一夜の冒険を描いた森見登美彦の代表作。山本周五郎賞・本屋大賞2位受賞。

推薦者: 梶 裕貴

「私を京都沼へと沈めた作品。森見登美彦先生の言葉選び・文章のリズムには、恐るべき中毒性アリです。」

– 出典: 東京都書店商業組合「#木曜日は本曜日」公式(梶裕貴 人生を変えた10冊)
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女の国会

新川 帆立 · 幻冬舎

国会議員・秘書・記者など国会で働く女性たちを舞台に、ある事件を解いていく長編。山本周五郎賞受賞作。

推薦者: 三宅 香帆

「新川さんのあの小説が私すっごい面白かった、女の国会って。あの女の国会っていう小説がめちゃくちゃこれ面白くて、本当にもう爆売れしてほしいと思っている。新川さってこう今までこうま割とライトなミステリーのイメージが割と私もあって、でもそれもすごく面白かったんですけど、今回はもうねなんか山崎豊子みたいな感じのこう人間関係がめちゃくちゃ面白いみたいな、結構政治的な交渉のシーンとかが熱いみたいな。もう絶対日曜劇場ドラマしてほしいみたいな感じのすっごい面白い小説でめっちゃ良かったです。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#69(SHUPPUNK, 2024)(18:13〜)
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帰れない探偵

柴崎 友香 · 講談社

「世界探偵連盟」に属する主人公が突然家に帰れなくなる──気候変動、独裁政権、大企業による情報統制を背景に書かれた近未来小説。

推薦者: 朝井 リョウ

「柴崎さんの新しい本素晴らしいよっていうのを、信頼してる人周りにいる方から聞いて、多分これのことだと思う。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#127(SHUPPUNK, 2025)(12:14〜)
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意味の変容

森 敦 · 筑摩書房(ちくま文庫)

「全体は内部 + 境界 + 外部から成り、境界こそ意味を変容させる」──哲学と数学的思考が融合した稀有な思索小説。

推薦者: 成田 悠輔

「光学機械工場、ダム建設現場、印刷工場etcで10年働いては10年放浪しながら老年に文学に至った軌跡の抽象圧縮。」

– 出典: YouTube「東京の本屋さん #木曜日は本曜日」第11弾(2022)(02:11〜)
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改訂版 ねじ式 つげ義春作品集

つげ 義春 · 小学館

ガロ系を代表するつげ義春の表題作「ねじ式」をはじめ、初出時の体裁を再現した作品集。日本のサブカル・アングラ文化の原点。

推薦者: 永野

「マスト、マストマスト、ねじ式入れていいですか。面白いかどうか分かんない、はあるけど、でも絶対1回は通っていただきたい。1回ゲーって入っても、吐くこともしないで何がお前サブカル、アングラだってことですよね。これだと思ってたんです、ねじ式かもしれない。こんな機会ないって思った途端、読みたくて今。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#33(SHUPPUNK, 2023)(19:12〜)
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放課後の音符 (キイノート)

山田 詠美

17歳の少女たちのほろ苦いロマンスを描いた山田詠美の名短編集。新潮文庫。

推薦者: 林 真理子

「この頃の山田さんの作品は、比喩や言葉の表現が本当に美しい。大人と子供の間にいる女の子たちの、少し大人びた人生観や感性が、ハッとする言葉で描かれています。」

– 出典: クウネル・サロン「林真理子さん 最新おすすめの3冊」インタビュー
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新装版 殺戮にいたる病

我孫子 武丸 · 講談社(講談社文庫)

我孫子武丸が1992年に刊行した新本格ミステリーの代表作。叙述トリックを駆使した「映像化不可能」な傑作で、読み終えた読者を二度読みへと誘う。

推薦者: ひろゆき

「あの我孫子武丸さんの『殺戮に至る病』っていう小説なんですけど、ま、叙述トリックなんで映像化不可能なんですよね。読んでみて最後の方にあれ、これどういうことってなって、その1ページ目から読み始めると、あ、こういうことなのっていうので全然違う視点で読めるっていうのが割と面白いので、多分100年後に本が残ってるかどうか分かんないんですけど、残ってて欲しいなって。」

– 出典: YouTube「100年後に残したい本」ランキング第5位(2024)(00:33〜)
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新装版 竜馬がゆく(一)

司馬 遼太郎 · 文藝春秋(文春文庫・全8巻)

幕末の志士・坂本龍馬の生涯を描いた司馬遼太郎の代表的長編歴史小説。孫正義は15歳でこの作品に出会ったことが渡米の決意につながったと公言している。

推薦者: 孫 正義

「1冊の本でありました。15歳のときに読んだ『竜馬がゆく』であります。この本を読んで衝撃を受けたんですね。」

– 出典: ログミーBusiness「孫正義LIVE2011」講演書き起こし(2010/03/29、新卒学生向け講演会)
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海辺のカフカ (上)

村上 春樹 · 新潮社(新潮文庫)

15歳の少年が家出をして四国へ向かう「カフカ少年篇」と、不思議な能力を持つ老人ナカタさんの物語が交錯する村上春樹の代表的長編。

推薦者: 梶 裕貴

「書店のPOPで目にした「君はこれから世界でいちばんタフな15歳の少年になる」という言葉に惹かれました。」

– 出典: 東京都書店商業組合「#木曜日は本曜日」公式(梶裕貴 人生を変えた10冊)
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藤子不二雄Aのブラックユーモア 1 黒イせぇるすまん

藤子 不二雄A · 小学館(ビッグコミックススペシャル)

藤子不二雄Aのブラックユーモア短編を集成。代表作「黒イせぇるすまん」(笑ゥせぇるすまんの原型)を収録。

推薦者: 永野

「藤子(不二雄A)も本当カルチャーですよね、一般的にみんな知ってるものだけど、見方を変えるとやっぱり、もう本当、日本のサブカルの1個。「ブラックユーモア」も「笑うセールスマン」も、大人になったらA先生の方がちょっとなんか、興味出てくる感じ。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#33(SHUPPUNK, 2023)(14:42〜)
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贋作 桜の森の満開の下/足跡姫 時代錯誤冬幽霊

野田 秀樹 · 新潮社

野田秀樹の代表的戯曲集。坂口安吾『桜の森の満開の下』を翻案した『贋作 桜の森の満開の下』と、出雲阿国を描いた『足跡姫 時代錯誤冬幽霊』を収録。

推薦者: 梶 裕貴

「日本語の魅力が詰まった戯曲に、役者として、今も大きな刺激を受け続けています。」

– 出典: 東京都書店商業組合「#木曜日は本曜日」公式(梶裕貴 人生を変えた10冊)
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還暦不行届

安野 モヨコ · 祥伝社

安野モヨコによる『監督不行届』の続編。漫画ではなくテキストエッセイ。庵野秀明監督の還暦を迎える日々を、おかしくも愛おしく綴った一冊。

推薦者: 佐久間 宣行

「監督不行届はどうせ買うんですけど。「還暦」です、あ、そうか、監督(不行届)の続編か。「監督」が完になられた(庵野監督が還暦に到達された)ので。安野(モヨコ)先生のエッセイ、実はジャンルが全部バラバラなんで(楽しみ)。」

– 出典: YouTube「本ツイ!」#50(SHUPPUNK, 2024)(23:22〜)
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銀河鉄道の夜(清川あさみ絵本シリーズ)

宮沢 賢治/清川 あさみ · リトルモア

宮沢賢治の不朽の名作を、清川あさみがビーズや布で表現した絵本。「幸福の王子」「人魚姫」に続く絵本シリーズ第3弾。

推薦者: 梶 裕貴

「大人になって読むと、また違った魅力を感じる作品ですよね。宮沢賢治の美しい哲学に心洗われます。」

– 出典: 東京都書店商業組合「#木曜日は本曜日」公式(梶裕貴 人生を変えた10冊)
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